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Appleの「WWDC 2020」はオンラインでの開催に
Appleは、WWDC 2020をオンラインで開催することを告知した。新型コロナウイルスによる健康不安が解消されない状況を鑑みた措置。基調講演と各セッションを含む全プログラムをオンラインで提供する。
米Appleは3月13日(現地時間)、開発者向け会議「Worldwide Developers Conference 2020(WWDC 2020)」を、2020年6月にオンラインで開催することを発表した。
新型コロナウイルスによる健康不安が解消されない状況を鑑みて、2020年はリアルでのイベントは行わず、基調講演と各セッションを含む全プログラムをオンラインで提供する。
WWDC 2020は「iOS、iPadOS、macOS、watchOS、tvOSの未来にいち早くアクセスし、Appleのエンジニアたちとの交流を通じて、アプリケーションの体験作りができる絶好の機会になる」とし、新たなiOS、iPadOS、macOS、watchOS、tvOSの発表を予告した。
イベントの詳細は、メール、Apple Developerアプリ、Apple DeveloperのWebサイトで告知する予定。
Appleは、WWDC 2020をオフラインで開催しないことで生じる収益の損失を補うために、サンノゼ地区の複数の組織に対して100万ドルを寄付するという。
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