ドコモが「AQUOS R5G」を3月25日に発売 4眼カメラ搭載で8K動画の撮影が可能【写真追加】
ドコモがシャープの5Gスマートフォン「AQUOS R5G」を3月25日に発売する。5Gに対応したことに加え、約6.5型の大型ディスプレイと8Kワイドカメラを搭載している。8Kで撮影した動画から、AIによって人物や動物を自動で認識してズーム再生する「フォーカス再生」機能も用意した。
NTTドコモが3月18日、シャープ製のスマートフォン「AQUOS R5G」を発表。3月25日に発売する。
AQUOS R5Gは、シャープのフラグシップ「AQUOS R」シリーズの最新モデル。5Gに対応したことに加え、大型ディスプレイと8Kワイドカメラを搭載していることが大きな特徴。カラーはブラックレイとオーロラホワイトの2色。
5Gの周波数は3.7GHz帯と4.5GHz帯をサポートしており、通信速度は下り最大3.4Gbps、上り最大182Mbps。高周波数帯のミリ波には対応しない。
ディスプレイには約6.5型(1440×3168ピクセル)のPro IGZO液晶を採用しており、10億色の表示にも対応する。最大輝度が1000カンデラと明るく、AQUOS R2比で2倍の輝度を実現。シャープの高画質化技術「リッチカラーテクノロジーモバイル」により、コンテンツや周辺環境に合わせた画質調整が可能。
アウトカメラは約1220万画素の標準(広角)カメラ、約4800万画素の超広角カメラ、約1220万画素の望遠カメラと、被写界深度を測定するToFカメラで構成される。焦点距離は標準が26mm、広角が19mm、望遠が52mm(35mm換算)となり、望遠カメラではハイブリッド16倍ズームの撮影が可能。標準カメラと望遠カメラは光学式手ブレ補正にも対応している。
超広角カメラでは、4320×7680ピクセルの8K解像度で静止画と動画を撮影できる。8Kで撮影した動画から、AIによって人物や動物を自動で認識してズーム再生する「フォーカス再生」機能も用意した。撮影した動画から最適なシーンを抽出して15秒のダイジェスト動画を作成する「AIライブストーリーPro」では、複数のフレームに分けたり、ズームを活用したりできる。インカメラは約1640万画素。
プロセッサはSnapdragon 865 5G、メインメモリは12GB、内蔵ストレージは256GB、バッテリー容量は3730mAh。IP68の防水・防塵(じん)と、おサイフケータイにも対応している。サイズは約75(幅)×162(高さ)×8.9(奥行き)mm、重量は約189g。
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