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コカ・コーラの「マルチマネー対応自販機」が主要カードブランドのNFC決済に対応 2020年内に1万台設置を目指す
日本コカ・コーラの「マルチマネー対応自動販売機」のうち、最新のリーダライタを備えるものがVisa、Mastercard、JCB、American ExpressブランドのNFCコンタクトレス(タッチ)決済に順次対応。年内に1万台の設置(既設のものを含む)を目指すという。
日本コカ・コーラは4月から順次、「マルチマネー対応自動販売機」において、主要なカードブランドのNFCコンタクトレス(タッチ)決済に対応することを発表した。2020年内に、すでに設置済みのものを含めて1万台の自動販売機で利用できるようにすることを目指す。
NFCコンタクトレス決済に対応するのは、全国に17万台(2020年4月現在)あるマルチマネー対応自動販売機のうち、同決済に対応するリーダライタ(R/W)を備えるもので、比較的新しい機体が中心となる。
購入の手順は以下の通り。他の電子マネーとおおむね同様だ。
- 購入したい商品をボタンで選択
- R/Wの決済方法選択パネルで「NFCコンタクトレス」をタップ
- NFCペイメント対応のカードをかざす
- 商品が出てくるのを待つ
NFCコンタクトレス決済は、以下のブランドのクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードのうち、NFCペイメント機能を備えるカードで利用できる。スマートフォンにNFCペイメントを設定できるカードは、スマホを介して利用することも可能だ(参考記事)。
- Visa
- Mastercard
- JCB
- American Express
一部の「Visaデビットカード」は、Google Payに登録するとNFCペイメントに対応する。NFCコンタクトレス決済に対応するAndroidスマートフォンなら、おサイフケータイ機能がなくても構わない
なお、NFCコンタクトレス決済に非対応のマルチマネー対応自動販売機でも、「Coke On Pay」に対応しているものであれば、すでにカード決済は可能だ(要事前登録)。
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