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モバイルNFC決済に不穏な動き?

日本国内でも「NFC決済」が普及する機運が高まってきました。しかし「モバイルNFC決済」には不穏な動きも……。

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 米国に本拠を構えるFossil(フォッシル)が、「Wear OS by Google」(旧・Android Wear)を搭載するスマートウォッチの第4世代モデルを発表しました。

 第2世代(Q Marshal)、第3世代(Q Control)と使い続けている私としても、新しいモデルはとても気になります。特に、NFC決済機能は大変興味深い所で、日本で発売した際に使えるのかどうか気になります(まだ日本発売は未定ですが、今までの流れから発売はするはず……)。

Fossilの第4世代スマートウォッチ
Fossilの米国サイトに掲載された第4世代「Wear OS by Google」搭載スマートウォッチ。NFC決済にも対応している(日本での発売は未定)

 その「NFC決済」回りで、ちょっと最近気になる事があります。

 昨今、日本でもNFC決済に対応したり、対応への準備を進めたりする動きが広がっています。

  例えばマクドナルドではVisa・Mastercard・JCB・American ExpressのNFC決済で支払えるようになりました(FeliCaを使う「iD」や「QUICPay+」とは別です)。

 スーパーやドラッグストアなどを傘下に収めるイオンでも、子会社(イオンリテールなど)が運営する店舗において、来年(2019年)からVisaのNFC決済(Visa payWave)に順次対応します。

マクドナルドでNFC決済の図
マクドナルドにおけるNFC決済のイメージ

 カードにもNFC決済機能を搭載する動きがあります。イオン銀行が発行するVisaブランド付きの「イオンカード」には、今年(2018年)9月以降の発行分から原則としてNFC決済機能が標準搭載されます。一部銀行が発行する「Visaデビットカード」でも、カードのリニューアルと同時にNFC決済機能を搭載するものが増えています。

NFC決済対応のVisaデビットカード
筆者の手持ちのVisaデビットカードのうち、「りそなデビットカード」(左)と「SMBCデビット」(右)はカードの強制再発行(取り替え)と同時にVisaのNFC決済機能が追加された(SMBCデビットにはiD決済機能も追加された)

 しかし、スマートフォンを使ったNFC決済についてはむしろ“退潮”している部分もあります。

 その1つが、VisaのモバイルNFC決済です。VisaのモバイルNFC決済をオプションサービスとして提供してきたカード会社が、そのオプションの新規利用募集を停止したり、オプションの提供を終了したりしているのです。

 私が使っている三井住友カードの「三井住友カード Visa payWave」も、6月20日をもって新規加入の受け付けを終了し、12月下旬にサービス自体も終了することになりました(参考リンク)。

三井住友カード Visa payWave
筆者のメイン回線のSIMカードに保存された「三井住友カード Visa payWave」も12月末までの命

 MastercardのモバイルNFC決済についても、NTTドコモが一部のiD対応カード会社の会員向けに「iD/NFC」というサービスを提供していましたが、7月31日をもって終了してしまいました(参考リンク)。

 「NFC決済は、プラスチックカードかApple Pay(※)で」ということなのでしょうが、NFC決済対応のAndroidスマホをメインに使っている私としては、少し悲しい動きです……。

 新しいFossilのスマートウォッチで日本のカードのNFC決済を利用できるなら、喜んで買いたいところなのですが……。

(※)MastercardまたはJCBブランドのカードを登録すると、それぞれのブランドのNFC決済(Mastercardコンタクトレス、J/Speedy)を利用できます。

 この記事はメールマガジン「ITmediaデジタルライフスタイル通信」のコラムを加筆・修正したものです。購読の申し込みは以下のURLからどうぞ。


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