コラム
新しい「iPhone SE」はTouch IDを搭載 マスクをしていても認証OK
4月15日(米国太平洋夏時間)に突如発表された新しい「iPhone SE」。手頃な価格に注目が集まりがちだが、約2年7カ月ぶりに「Touch ID」による指紋認証に対応したモデルであることも忘れてはならない。
既報の通り、Appleは4月24日に新しい「iPhone SE」を発売する。価格は4万4800円(税別)からと手頃なことが魅力だ。
Touch IDを搭載 認証は「指紋」で
新しいiPhone SEは、「iPhone 8」ベースのデザインを採用している。そのため、画面下部には「Touch ID」(ホームボタン兼指紋センサー)を備える。Touch IDを搭載するiPhoneの新モデルは、iPhone 8と「iPhone 8 Plus」以来で、約2年7カ月ぶりとなる。
Touch IDでは、画面のロック解除や「Apple Pay」利用時に指紋認証を行える。ここ最近のiPhoneが搭載する「Face ID」の顔認証では、マスクなどで顔を覆うと認証を行えないことは有名な話だ。鼻を出すようにすれば認証をパスできることもあるが、マスクの効能を考えるとできれば避けたい所でもある。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐべく、マスクを着用する人が世界的に増えている昨今において、Touch IDの“復活”は大いに歓迎されるべきことだ。願わくば、さらに新しい機種ではFace IDとTouch IDの両立を目指してほしいものだが……。
関連記事
- 第2世代の「iPhone SE」発表 iPhone 8ベースのデザインでホームボタンあり
米Appleは4月15日(現地時間)、第2世代の「iPhone SE」を発表した。ストレージの容量は64GB、128GB、256GBの3種類で、価格は4万4800円から。「iPhone 8」を踏襲したデザインを採用している。 - Apple、「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」を発表 9月22日発売【詳報】
Appleが新型iPhoneを発表した。「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」は、2016年に登場した「iPhone 7」「iPhone 7 Plus」のマイナーチェンジモデルに相当する。 - いまだ販売ランキング1位 「iPhone 8」がXSやXRよりも売れている理由
「iPhone 8」がいまだに売れている。GfK Japanの販売ランキングでは、3キャリアの「iPhone 8(64GB)」がいまだトップ3を独占している。最新モデルの「iPhone XS」や「iPhone XR」を差し置いて、なぜ8が売れ続けているのか? - iPhone Xの「Face ID」は使いやすい? 「Touch ID」と比べて分かったこと
「iPhone X」で搭載された「Face ID」。従来の「Touch ID」とどちらが使いやすいのか。認証方法、メリット、デメリットをまとめた。 - 動画で検証:iPhone SEと6sの指紋認証、速度はどれだけ違う?
iPhone SEに搭載されているのは、最新版ではない「第1世代Touch ID」。iPhone 6sなどに採用されている第2世代と比べて、どれくらい認証速度に差があるのか試してみた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.