速報
Qualcomm、グローバルな5G対応のゲーミングプロセッサ「Snapdragon 768G」
Qualcommが、昨年12月に発表した5G対応ゲーミングプロセッサ「Snapdragon 765G」の後継製品「Snapdragon 768G」を発表した。先代より15%性能が向上し、多様な5Gをサポートする。
米Qualcommは5月10日(現地時間)、「Snapdragon 765G」の後継、「Snapdragon 768G」を発表した。グローバルな5Gをサポートし、「QualcommRSnapdragon Elite Gaming」機能を統合することで、「スマートで没入型のゲーム体験を可能にする性能を実現」するとしている。
先代のSnapdragon 765Gと比較して15%性能が向上し、Adreno対応GPUドライバーをサポートする。また、先代および「Snapdragon 765」とピンとソフトウェアの互換性を保つ。
5Gとしては、ミリ波帯とSub6GHz、5G SAとNSA、DSS(Dynamic Spectrum Sharing)を備えるTDD(Time Division Duplexing)とFDD(Frequency Division Duplexing)をサポートする。
プレスリリースでは、このプロセッサ搭載端末の発売時期については言及されていない。
関連記事
- 5Gスマートフォンを安価に売るためのカギは? ミリ波対応が難しいのはなぜ?
携帯大手3キャリアが、5Gサービス開始に合わせて対応スマートフォンを相次いで発表。5Gのスマートフォンは非常に高額なものが多く、10万円超えも珍しくない。では安価な5Gスマートフォンは登場するのか。そのカギを握るのがプロセッサだ。 - QualcommがSnapdragon 865搭載デバイスを案内 「arrows 5G」や「ZenFone 7」も
Qualcommが、5G対応のモバイルプロセッサ「Snapdragon 865」を搭載するデバイスを発表した。いずれも2020年に発売予定のもので、未発表のものある。5Gに対応したXRデバイス向けプラットフォーム「Snapdragon XR2」を用いたレファレンスモデル「Snapdragon XR2 5G」も発表した。 - Qualcomm、5G対応の「Snapdragon 865」と5Gモデム統合の「Snapdragon 765G」を発表
Qualcommが、5G対応のモバイル向けプロセッサ「Snapdragon 865」と「Snapdragon 765/765G」を発表した。865と765は別途5Gモデムが必要だが、765Gには5Gモデムが統合されている。2020年には対応製品がメーカーから発売される見込みだ。 - Intelが2019年後半に「5Gモデム」を予定通り供給開始 基地局用プロセッサにも進出
主にPC向けのCPUで知られるIntelが、5G(第5世代移動体通信システム)をきっかけとして通信方面に本格的に取り組む。2019年後半には5G用モデムをメーカーに供給開始する他、5G基地局向けプロセッサの供給も開始する見通しだ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.