2画面あると動画視聴やテレビ会議がはかどる 「LG V60 ThinQ 5G」は在宅生活にオススメ(2/3 ページ)
大手キャリアが5G対応スマホのなかでも、最も“5Gらしい”スマホといえるのが「LG V60 ThinQ 5G」ではないだろうか。付属の「LG デュアルスクリーン」と呼ぶケースを装着すれば、2画面スマホとして利用できる。6.8型の大画面の薄型ハイエンドスマホと、2画面折りたたみスマホという2つのスタイルを使い分けられる本機をレビューした。
注目を集めるスマホとマイナンバーカードを利用した、特別定額給付金の「マイナポータル」を利用した申請や、7月に始まる「マイナポイント」の利用予約だが、LG製スマホは以前からマイナポータルや、公的個人認証サービスの対応機種リスト(※PDF)に掲載されていない(2020年5月現在)。他社スマホは掲載を進めているだけに、安心のため対応状況の掲載を進めてほしいところだ。なお、前提となるマイナンバーカードの電子証明書を確認できるかだが、「JPKI利用者ソフト」のモバイルJPKIで試したところ、確認は可能だった。
本体側面には金属製フレームを採用。本体下部にはハイレゾ対応のイヤフォン端子と、USB PDでの充電に対応したUSB Type-C端子を搭載。イヤフォン端子はHi-Fi Quad DACを有効にすると、ハイレゾ対応など高音質なイヤフォンでより広がりのある音を楽しめる。音質にこだわるユーザーは注目だ。
この他、IP68の防水・防塵(じん)に対応。バッテリーはスマホでも最大級の5000mAhのものを搭載。バッテリー持ちは1日ヘビーに使って十分持つ程度と良好だが、大容量5000mAhだからといって2日も3日も使えるわけではない。大画面や2画面対応で必要となる電力をまかなうための大容量バッテリーといえる。
最新のSnapdragon 865を搭載、ゲーミング機能も充実
処理性能やゲーム周りの仕様についても見ていこう。プロセッサは最新のSnapdragon 865(8コア2.8GHz+1.8GHz)でメインメモリが8GBを搭載。内蔵ストレージは128GBでmicroSDXCも利用できる。最新モデルだけあって、ベンチマークでも処理性能は高い。今のところ、これで処理性能が足りないアプリというのはそうそうない。
ゲームのプレイ感だが、処理性能が高く放熱性能も良好なので、高画質3Dグラフィックのゲームを快適に楽しめる。イヤフォン端子があるので、音楽リズムゲームやアクションゲームでの音の遅延も気にせず楽しめた。ゲームプレイを支援するゲームランチャーでは、表示解像度やフレームレートの設定、通知オフ、5分操作しないままだと省電力動作になるといった便利な機能も搭載。画面録画も利用できる。
さらに、片方の画面をゲームパッドとして利用できる「LGゲームパッド」機能も用意。外付けのゲームパッドに対応アプリを快適に遊べる他、タッチ操作専用アプリもタッチエリアとボタン操作をひも付けることで利用できる。
LGゲームパッドが輝くのは、5Gでも注目されているクラウドゲームだろう。家庭用ゲーム機やPC向けゲームタイトルの操作にゲームパッドは最適だからだ。
ただ、現時点での使い勝手はやや不便に感じられた。ドコモのクラウドゲームサービス「dゲーム プレイチケット」は、ゲーム画面を普段使うChromeブラウザで描画する仕組みなので、ゲームランチャーとひも付けてLGゲームパッドを自動起動できない。別途LGゲームパッドのみ表示すると操作はできた。
自宅でゲーミングPCのSteam対応ゲームをリモート表示して遊ぶ「Steam Link」は、ゲームパッドのキーマッピングが合わずうまく遊べなかった。プレイステーション4をリモート操作で遊ぶ「PS4 Remote Play」は、対応ゲームパッドがDUALSHOCK4のみなので利用できない。せめてSteam Linkぐらいは快適に遊びたいところだ。
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