個人ユーザーにも無料開放 「Google Meet」をスマホで使う方法と注意点(1/3 ページ)
オンラインミーティングアプリはZoomが有名になったが、Googleの提供する「Google Meet」も手軽に利用できるWeb会議システムだ。今回はこのGoogle Meetの使い方からその機能までご紹介していこう。
新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛要請によって、遠隔でも顔を見ながら会話できるWeb会議システムが頻繁に使われるようになった。外出自粛要請が解除された後もテレワークが推進され、今後はモバイル端末でWeb会議に参加する機会が増えてくるはずだ。
Zoom Video Communicationsが提供する「Zoom」は、アカウント作成をせずともミーティングに参加できるとあって人気となり、「Zoom飲み会」という言葉も生まれたほどだが、Googleが提供する「Google Meet」も、一般ユーザーに無料開放されて注目を集めている。今回はGoogle Meetのスマホでの利用方法を紹介する。今回はiPhoneのアプリを使ったが、Androidスマホでもほぼ同様に利用できる。
なお、Web会議システムでは基本的に動画をやりとりすることになるので、大量のデータ通信を行い、1時間の会議で1GB近く使うこともある。固定回線にWi-Fiで接続するなら問題ないが、モバイルデータ通信で頻繁に利用するなら、携帯電話の料金プランは使い放題プランや大容量プランをオススメする。
また、ミーティングは1時間以上になることもある。スマホはケースやバンカーリングなどで置いておける状態にしておくと手が疲れない。バッテリーもかなり消耗するので、充電しながらの方が安心だ。
Google Meetとは
Googleは、1アプリでビデオチャットとテキストチャットが可能な「ハングアウト」を提供してきた。そこから進化する形で、ビジネス向けサービスである「G Suite」ユーザーに、Web会議の「Hangouts Meet」とテキストチャットの「Hangouts Chat」の2サービスが登場。これらが最近、「Google Meet」「Google Chat」と名称を変えて提供されるようになった。
Google Meetはビデオ会議用に最適化されており、従来のハングアウトよりも参加できる人数が大幅に増加。大規模な会議が可能となり、会議の録画機能も追加された。このGoogle Meetが5月中旬からは無料の一般ユーザーでも使えるようになった。ちなみに、個人向けのビデオ通話アプリに「Google Duo」があるが、これはAppleのFaceTimeに対抗するサービスとしての立ち位置にある。現在は12人までのグループ通話に対応しているが、もともとは1対1のビデオ通話用アプリだ。
一般ユーザーが無料版Google Meetを使う場合は、会議の時間が60分に制限されるが(2020年9月30日までは無制限)、100人まで参加可能なビデオ会議を実施できる。Google Meetを使用するにはGoogleアカウントが必要で、スマホで会議を開始あるいは会議に参加するにはGoogle Meetアプリが必要だ。iOS用とAndroid用が用意されているので、App StoreまたはGoogle Playストアからダウンロードしておこう。
会議に招待する
スマホのGoogle Meetアプリでも、ビデオ会議を開催することができる。アプリを起動したら「+ 新しい会議」ボタンをタップして会議を開始。会議に参加してほしい人に、参加に必要な情報をメールやメッセージアプリなどで送ればいい。一方、「会議コード」をタップすると会議コードを入力できる画面になり、メールなどで教えられた会議コードを入力して会議に参加できる。
GoogleカレンダーアプリからWeb会議のスケジュールを設定して会議を開催することも可能だ。カレンダーの予定作成画面で会議の参加ユーザーを追加し、予定を保存すると、Web会議の招待を送ることができる。資料などを添付しておくと、会議中に参加者と共有できる。
Googleカレンダーで参加者を追加してGoogle Meetでの予定を立てると、招待者に招待メールが送られる。資料なども添付可能だ。開始時刻にGoogleカレンダーの「Google Meetに参加する」をタップすると、Google Meetアプリが起動し、すぐに参加できる
会議している最中にアプリからビデオ会議にユーザーを追加することもできる。情報アイコンの「i」をタップするとビデオ会議の情報が確認できる。ここで「共有」をタップすると共有アプリの選択画面になり、参加してほしい人に会議情報を送信することができる。
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