個人ユーザーにも無料開放 「Google Meet」をスマホで使う方法と注意点(2/3 ページ)
オンラインミーティングアプリはZoomが有名になったが、Googleの提供する「Google Meet」も手軽に利用できるWeb会議システムだ。今回はこのGoogle Meetの使い方からその機能までご紹介していこう。
会議に参加する
スマホでGoogle Meetの会議に参加するには、Google Meetアプリをダウンロードし、Googleアカウントでログインすることが必要だ。AndroidスマホのユーザーはGoogleアカウントを作ってログインしているだろうが、iPhoneユーザーは確認しておこう。Googleアカウントを持っていない場合は、iPhoneの「設定」→「パスワードとアカウント」→「アカウントを追加」でGoogleを選び、「アカウントを作成」からGoogleアカウントを新たに作成できる。
Googleカレンダーを利用していて、カレンダーにGoogle Meetの予定が入っていれば、そこからすぐに会議に参加できる。また、SMSやメールなどで会議コード付きのURLが送られてきたら、そのリンクをタップして会議に参加することもできる。
Google Meetアプリから会議コードを入力して会議に参加することも可能だ。Google Meetのビデオ会議には「abc-defg-hjk」のような会議コードが割り当てられており、参加者への招待メールに記載されている。
Google Meetアプリを起動し、「会議コード」をタップしてコードを手入力して参加も可能。会議コードのハイフンは省略可。「会議に参加」→「参加をリクエスト」の順にタップし、会議の開催者が参加を承諾すると会議に参加できる。
会議はスマホのマイクとカメラを使って音声と映像をやりとりする。マイク付きのBluetoothイヤフォンなどももちろん利用できる。公共の場でWeb会議に参加する場合は、イヤフォンを使った方が周囲に迷惑が掛からない。マイク付きイヤフォンを使った方が音声が聞きやすく、自分が話した声が相手側の音としてスピーカーから聞こえることによって起こる音のループを防げる。
参加者とチャットも可能
マイクのミュートやカメラのオフは、画面をタップすると出現するアイコンで操作する。アイコンをタップして赤くなると、マイクやカメラがオフになり、会議の参加者にこちらの音や映像が伝わらなくなる。自分が発言しないときはマイクをミュートにしている方が、雑音が伝わらず他の人の発言が聞きやすい。終話アイコンをタップすると会議から退出できる。
人型のアイコンをタップすると、会議に参加している人を確認できる。参加者を選び、ピンのアイコンをタップすると固定表示になり、その人は常に大きなスペースで表示される。また、会議の主催者は「−」の削除アイコンをタップして参加者を会議から強制的に退出させたり、マイクをミュートしたりもできる。
吹き出しのアイコンをタップすると、会議の参加者にテキストメッセージを送信できる。メッセージは全ての参加者に表示され、現時点で個別に送ることはできない。また、閲覧できるのは会議中にやりとりしたメッセージだけで、会議から退出すると全てのメッセージが非表示になる。
英語の字幕を表示できる
会議画面右上の「…」をタップすると、さまざまなメニューが利用できる。「カメラを切替」をタップすると、アウトカメラとインカメラが切り替わる。
また「字幕をオンにする」を選択すると、会話をテキストで表示する。ただし、現時点では英語のみ可能で、日本語の字幕表示はできない。英語を話す外国人との会議では内容理解の手助けになりそうだ。
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