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2万円台とは思えない性能 Xiaomi「Redmi Note 9S」のカメラは多彩なシーンで使える荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)

税込2万9800円という低価格ながらもカメラ機能が充実している「Xiaomi Redmi Note 9S」。4眼レンズの実力はどのようなものなのか、いつものように作例とともに紹介しよう。

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暗所でもけっこうイケた

 ではいろんなシーンで撮ってみよう。

Xiaomi Redmi Note 9S
撮影中の図

 まずはアジサイ。AIが花だと認識したカットで、ほどよく鮮やかできれい。

Xiaomi Redmi Note 9S
ディテールもちゃんと出ているし背景もそれなりにボケていてよい写りだ

 次はHDRがちゃんと働かないときれいに撮れない明暗差がデカいシーン。道路の下をくぐる地下排水溝だ。道路の下は暗いけど、その向こうはめちゃ明るいというカメラ的にはしんどい場所。

 HDRは自動にして撮っているけど、ちゃんと仕事してるようだ。

Xiaomi Redmi Note 9S
橋の下の暗部も潰れず、外のハイライト部もちょっと不自然だけどなんとか粘っててよい。

 食べ物の認識率は高い。これもちゃんと食べ物と分かってくれた。少し鮮やかになり少し赤みがかかる感じ。

Xiaomi Redmi Note 9S
食べ物モードだとちょっと色合いが変わる。手に持ったサンドイッチもちゃんと食べ物と認識してくれた

 続いてレトロで薄暗い喫茶店へ。Redmi Note 9Sは光学式手ブレ補正を持たないので、その分、ISO感度を上げてシャッタースピードを稼ぐのだが、感度を上げてもノイズはあまり気にならない。これはよい。低価格なスマホってけっこう暗い場所に弱いのだが、Redmi Note 9Sはそんなことないのだ。

Xiaomi Redmi Note 9S
薄暗いレトロな喫茶店でシフォンケーキ

 さらに超広角に切り替えてお店全体を。超広角カメラはメインカメラほど高感度に強くはないが、店内の雰囲気も自然でいい感じに。

Xiaomi Redmi Note 9S
室内では遠近の誇張を意識して撮ると楽しい

 もっと暗い場所では夜景モードである。通常の写真モードでも「夜」と認識してそれなりに撮ってくれるが夜景モードにすると(撮影に1〜2秒かかるが)、ハイライト部の白トビを抑えたきれいな夜景を撮ってくれる。

Xiaomi Redmi Note 9S
写真モードで撮影。これはこれで全然問題ないのだが
Xiaomi Redmi Note 9S
夜景モードで撮ると、ハイライトの白トビが抑えられてすごくいい色に

 暗いところを無理に明るくして華やかにしようという感じではないけれども、夜景としては非常によい写りだ。

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