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「iOS 13.6」「iPadOS 13.6」リリース iPhoneが自動車のデジタルキーになる機能を追加
Appleが、iOS(iPhone/iPod touch用)とiPadOSの最新リリースを配信し始めた。iPhoneでは、対応する自動車においてデジタルキーとして利用するための機能が追加される。
Appleは7月16日(日本時間)、「iOS 13.6」「iPadOS 13.6」の配信を開始した。iOS 13/iPadOS 13に対応する全てのデバイスが対象で、不具合の修正や機能改善が行われる他、iOS 13.6では「ヘルスケア」アプリのアップデートと「車のデジタルキー」機能の追加が行われる。
主なアップデート内容
iOS 13.6/iPadOS 13.6の主なアップデート内容は以下の通り。なお、※印が付いている項目はiOS 13.6のみに適用される内容だ。
- 「車のデジタルキー」機能の追加(※:iPhoneのみ)
- 「ヘルスケア」アプリのアップデート(※)
- Wi-Fi(無線LAN)接続時にアップデートを自動ダウンロードするかどうか選択できる設定を追加
- 「iCloud Drive」の同期中にアプリが応答しなくなることがある不具合の修正
- データローミングを有効にしても、eSIMでは無効になっているように表示されてしまうことがある不具合の修正(※:eSIM対応iPhoneのみ)
- カナダのサスカチュワン州からの電話が米国から発信しているように表示されてしまうことがある不具合の修正(※:iPhoneのみ)
- Wi-Fi Callingの利用時に音声が途切れることがある問題を修正(※:iPhoneのみ)
- Wi-Fi Callingの登録ができないことがある問題を修正(※:iPhone 6s/SEの一部モデルのみ)
- 特定の他社製キーボードをつなぐと、予期せずソフトウェアキーボードが表示されてしまうことがある不具合の修正
- 日本語配列のハードウェアキーボードをつなぐと、誤って米国英語(US)配列でマッピングされてしまうことがある不具合を修正
- AssistiveTouchが有効になっている際に「コントロールセンター」にアクセスした際の安定性問題への対処
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