9月以降に5000円還元 「マイナポイント」の予約方法と注意点(2/3 ページ)
2020年9月にスタートする「マイナポイント事業」は、購入金額の25%分(最大5000円)が還元されるという国の消費喚起政策だ。マイナポイント事業に参加するためには諸条件が多いので、これを全てクリアする必要がある。事前に準備するのは、マイナンバーカードと、カード申請・交付時に設定した「利用者証明用電子証明書」の暗証番号。
スマートフォンでマイキーIDを発行する
事前に準備するのは、マイナンバーカードと、カード申請・交付時に設定した「利用者証明用電子証明書」の暗証番号。これは4桁の数字の方だ。これに加えて、マイキーID設定用にiPhoneかAndroidを搭載したスマートフォンまたはPCが必要となる。仮にどれも用意できない場合、全国店舗に設置されている設定用端末を使うことになる。役所の窓口や郵便局、コンビニ、携帯ショップなど9万カ所に設置されている。
今回はスマートフォンの手順について解説したい。店舗の端末で設定する場合は、それぞれの端末での利用方法を確認してほしい。設置場所は専用サイトから検索できる。PCの場合は、マイナンバーカードの読み取りに対応したリーダー/ライターやPC用ソフトが必要となる。
スマートフォンで設定をする場合、iOSまたはAndroidの「マイナポイント」アプリをインストールする。対応機種は専用サイト(※PDF)にまとめられているが、iPhoneならiPhone 7以降、Androidも数年前の端末がサポートされていて、比較的幅広い。SIMロックフリーのスマートフォンも対応している。
マイナポイントアプリをインストールして起動すると、「マイナポイントの予約(マイキーIDの発行)」というボタンがあるので、これをタッチ。予約画面になるので、マイナンバーカードを用意して「次へ進む」を選択する。
「ICカードセット案内」の画面になるので、マイナンバーカードをスマートフォンのNFCアンテナを内蔵した場所にかざす。iPhoneなら本体背面の上部、カメラのあたりにある。Androidの場合は機種に応じて場所が異なるので、カードを少しずつずらしてスマートフォンが反応する場所を探せばいい。おサイフケータイを使っているなら、そのタッチする場所と同じだ。
反応すると、「パスワード入力」画面になるので、前述の「利用者証明用電子証明書」の暗証番号である4桁の数字を入力する。繰り返すがマイナンバーカードで設定した「4桁の数字」の方だ。3回間違えるとカードがロックされて使えなくなってしまうので注意が必要。ちなみに、暗証番号を入力して読み取りが完了するまでマイナンバーカードはそのままの状態にする。
暗証番号が認証されたら、「発行」ボタンが現れるので、選択するとマイキーIDが発行され、予約が完了する。ひとまずの準備はこれで完了だ。
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