新「iPad Air」が10月に発売 「A14 Bionic」搭載、Touch IDが電源キーと一体に
米Appleが9月15日に「iPad Air」の新モデルを発表。2020年10月に発売する。価格は6万2800円(税別)から。「iPad Pro」を思わせるデザインに変更し、Touch IDは電源キーに移動した。
米Appleが9月15日(現地時間)、「iPad Air」の新モデルを発表。日本を含む世界各国で2020年10月に発売する。iPadOS 14をプリインストールして出荷される。
価格は64GBのWi-Fiが6万2800円(税別、以下同)、Wi-Fi+Cellularが7万7800円、256GBのWi-Fiが7万9800円、Wi-Fi+Cellularが9万4800円。カラーはシルバー、スペースグレー、ローズゴールド、グリーン、スカイブルーの5色で展開する。
第4世代となるiPad Airは、「iPad Pro」を思わせるデザインに変更し、同社が「フルスクリーン」と呼ぶ狭額縁設計を取り入れている。これまで正面に搭載していたTouch IDは電源キーと一体になり、タッチすることでロック解除やApple Payなどが利用できる。ただしFace IDには対応していない。
ディスプレイは10.9型(2360×1640ピクセル)のLiquid Retina。周囲の環境に合わせて画質を最適化するTrue Toneや、ディスプレイとガラスを一体化させたフルラミネーションに対応し、反射防止コーティングも施している。
プロセッサは、現行のiPhoneやiPad Proも採用していない「A14 Bionic」を初搭載。5nmプロセスを採用することで、7nmプロセスより約40%多い118億個のトランジスタを搭載可能になった。先代のiPad AirからCPUのパフォーマンスが40%、グラフィックパフォーマンスは30%向上した他、機械学習が70%高速になったとしている。
第2世代のApple Pencilにも対応しており、マグネットで取り付けて充電できる。マグネットで装着できる「Magic Keyboard」も利用できる。
1200万画素のアウトカメラと700万画素のインカメラを備える。スピーカーはステレオ対応だが、3.5mmイヤフォンジャックは備えていない。外部接続端子はUSB Type-Cを採用している。
LTEは先代よりも60%高速になり、対応バンドは1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、14、17、18、19、20、21、25、26、28、29、30、34、38、39、40、41、46、66。なお5Gはサポートしていない。この他Wi-Fi 6にも対応する。SIMはnanoSIMとeSIMのデュアル対応となっている。
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