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Google、2016年提供開始の「あんしん連絡先」アプリのサポートを12月1日終了
Googleが2016年から提供している緊急時に自分の位置情報を知らせるアプリ「あんしん連絡先」のサポートを12月1日に終了する。同社は代替サービスとして、Googleマップの「現在地の共有」機能を勧めている。
米Googleは、2016年に提供を開始した「Trusted Contacts(日本では「あんしん連絡先」)アプリのサポートを2020年12月1日に終了する。アプリは10月16日(現地時間)にGoogle Play StoreおよびApp Storeから削除された。
あんしん連絡先は、緊急時に信頼できる家族や友人に自分の居場所を知らせるためのアプリ。日常的に自分の居場所を相手に知らせるだけでなく、緊急事態に簡単に助けを求めたり、オフライン状態でも心配した相手がリクエストすればオンライン中に最後にいた場所を通知できる機能もあった。
Googleは2009年にGoogleマップの1機能として同様の位置情報機能「Google Latitude」を提供していたが、2013年にサービスを終了した。Googleマップで2017年に再度リアルタイム位置情報共有機能が追加されており、Googleはあんしん連絡先の終了後はGoogleマップの位置情報共有機能を利用するよう勧めている。Googleマップでは、画面右上のプロフィール画像→「現在地の共有」→共有相手の選択で利用できる。
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