Apple Storeでキャリア契約とひも付いた「iPhone 12 mini」を買うことにした件(購入編):ふぉーんなハナシ
Apple Storeで大手キャリア(NTTドコモ)回線からの契約変更で「iPhone 12 mini」を買うことにした筆者。今回は、実際に購入するまでの軌跡を追います。【追記】
2年ぶりに私物のiPhoneを「iPhone 12 mini」に買い換えることにした私。どうやって買うか迷った結果、Apple Storeでキャリア契約とひも付けることにしました。
ついにiPhone 12 miniの発売日、そして来店予定日である11月13日となりました。予約の時刻に間に合うように家を出て、「Apple 丸の内」(東京都千代田区)へと向かいます。
【追記:11月16日14時10分】SIMロックについて、事後に発生した事象について追記しました
入る前に予約の確認
iPhone 12 miniと「iPhone 12 Pro Max」の発売日ということもあってか、店の外には「来店予約した人」「オンラインで注文した製品を受け取る人」「予約のない人」の待機列がそれぞれ用意されていました。私は「来店予約した人」なので、その立て看板の近くにいるApple Storeのスタッフに声をかけました。
この際、予約時の控えメール、予約日の前日に届くメール、あるいは「Apple Store」アプリに登録されたカードのいずれかを提示する必要があります。これらに記載されたQRコードを読み取って、予約の有無を確認するためです。
私は予約時間の約10分前に到着したのですが、「10分早い程度であれば大丈夫です」とのことで無事に受け付けてもらえました。
その後、スタッフに以下の事項について確認されます。
- 購入予定の機種(在庫があれば変更も可能)
- 契約を希望するキャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンクから選択可能)
- 契約の区分(新規契約、MNP契約、機種・契約変更)
- 端末代金の支払い方法
- 本人確認書類の有無
全てを伝えると、実際に手続きをするスタッフにオンラインで“申し送り”されます。なかなかシステマティックです。
その後、待機列へと案内されます。このタイミングで来店客の健康状態の確認と検温が行われます。今のご時世では避けては通れない道なのかもしれません。
ソーシャルディスタンスを確保するための“目印”もしっかりと用意されていました。ただ、混雑するであろう午前中を避けたことと、早めに来てしまったことが相まってか、待機列の先頭に案内されることに……。
すぐに店内へ
待機列に入ると、1分もしないうちに手続き担当スタッフが来てくれました。すき具合を見てから、店内に案内する手はずになっているようです。
ここでは、受付時に確認された事項について、再確認が行われます。それが済むと、スタッフはいったん店内へ。2分ほどで戻ってきて「こちらへどうぞ」と店内に誘導されました。
カウンターに着席すると、手続きの説明が始まります。この辺は、家電量販店や併売店(複数キャリアを扱う携帯電話販売店)と同じ感じです。スタッフがキャリア契約用の端末(iPad)を携帯し、キャリア(今回はドコモ)の「重要説明事項」冊子が手渡されることが、キャリア契約とひも付かない買い方(SIMロックフリー版)とは異なる点です。
キャリアのオプションサービスや分割払いにも対応
予約編でも触れた通り、今回は2年前にドコモオンラインショップで新規契約した「iPhone XS」から契約変更する形で購入します。この場合、ドコモのオプションサービスへの加入や、ドコモが提供する分割払い(割賦)での購入も可能です。
「モノは試しだ」ということで、ドコモの「ケータイ補償サービス」のひも付け端末の変更(iPhone XS→iPhone 12 mini)と、ドコモが提供する12回の分割払いを申し込んでみることにしました。結論からいうとどちらもすんなりできます。36回の分割払いを選べば「スマホおかえしプログラム」にも入れます。
端末の下取りを希望する場合は、Appleが提供する「Apple Trade in」とキャリアが提供する下取りプログラム(ドコモの場合は「下取りプログラム」)のいずれも選択できます。自分に有利な方をチョイスできるのは嬉しい所です。ただし、キャリアの分割払いで購入する場合、Apple Trade Inによる端末代金の即時割引はできないので注意してください(下取り額がチャージされたApple Storeギフトカードの進呈のみ)。
キャリア回線とひも付けると8000円引きも適用(分割払いでもOK)
今回、リアルのApple Storeであえてキャリア契約とひも付けて買った理由として、キャリア契約とひも付けて買うと端末価格が8000円(税別)引きとなる施策が挙げられます。
Apple StoreにおけるiPhone 12 mini(128GB)の税別価格は7万9800円、税込みで8万7780円です。これが、キャリア契約とひも付ければ税別で7万1800円、税込みで7万8980円になるのです。
問題は、キャリアの分割払いと併用できるかどうか……なのですが、問題なく8000円引きとなりました。分割払いの申込書を見る限りでは、以下のような組み立てで割り引いているようです。
- 支払い総額は税込み8万7780円とする(定価通り)
- 支払い総額に対して8800円(割引額の税込み相当額)の“頭金”を充当する
- 頭金を支払った後の残金(税込み7万8980円)に対して分割支払金を設定する
ここでの頭金は、携帯電話業界における「頭金」ではなく、一般的な支払い総額に対する“前払い金”です。ちょっと驚いてしまいました。
SIMフリー版にはない「開通確認」あり 手続きは非常にスムーズ
キャリア契約とひも付けて購入する場合、最後の“儀式”として「開通確認」があります。SIMカードを端末に挿入して、通信できるかどうか確認するやつです。旧端末のSIMカードを店員さんに渡して、正常に通信できるかどうかを確かめてもらいます。
当然、パッケージの開封は契約者、つまり私がやることになります。スタッフいわく「いい開け心地ですよ」とのこと。確かに、非常に良い開け心地でした。
これで通信できることが確認できたら、手続きは完了です。店内に入って約40分後、全ての手続きを終えて外に出ました。
リアルApple Storeでキャリア契約をひも付けて契約するのは初めての経験でしたが、非常にスムーズに進みました。価格面も含めて考えると意外な“穴場”といえます。
ただし、キャリア契約とひも付けた場合、状況によってはSIMロックが掛けられることには注意が必要です。もっとも、ドコモの場合、現在はSIMロック解除の条件を満たしている契約では、SIMロック解除手続きがその場で行われます。
私の場合、契約回線で「前回のSIMロック解除手続きから100日以上経過」という条件を満たしていたので、解除申し込みが自動的に行われました。一括払いで購入する場合など、SIMロック解除条件を満たしている場合はそこまでSIMロックについて気にする必要はないと思います。
ただ、私の場合、今回は自動手続きが“未完”となってしまったようで、帰宅してからSIMロックを解除(=再アクティベーション)する際にエラーが発生……。「My docomo」(Web手続き)で再度手続きを実行することで無事SIMロックを解除できました。
こうして、私の手元にiPhone 12 miniがやってきました。通勤ルートには幾つかの5Gエリアがあるので、7月30日に買った「arrows 5G F-51A」ともども、5Gのウェーブを全力で浴びる所存です。
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