“容量無制限”に引かれて「arrows 5G」を契約するまでのドラマ:ふぉーんなハナシ(ロング版)(1/2 ページ)
7月30日にNTTドコモから発売された「arrows 5G F-51A」で5Gデビューを果たした筆者。手に入れるまでの軌跡(?)を簡単にまとめてみました。
ドコモ、au(KDDIと沖縄セルラー電話)やソフトバンクの5G通信サービスが始まって4カ月が経過しました。各社共に5Gのサービスエリアは“スポット”のままですが、少しずつスポットは広がっている印象です。
本当はサービス開始日に5Gスマートフォンを購入したかったのですが、どうしてもNTTドコモの「arrows 5G F-51A」が欲しかった筆者は先日、ようやく5Gデビューを果たせました。
編集長の5Gデビューに遅れること約4カ月。その道のりは長いものでした……。
発表日:オンラインショップで予約しようとして「引っかかった」
F-51Aは、発表時に購入を即決。手持ちのXi(LTE)回線を契約変更して手に入れることにしました。事務手数料(税込み3300円)を節約するため、今回はドコモオンラインショップを使うつもりでした。
「善は急げ」と、発表直後にドコモオンラインショップで予約手続きをした後で、「5Gスマートフォンご購入時の注意事項について」という注意書きが目に入りました。とりあえず読んでみるとこんなことが書いてありました。
5Gスマートフォンの購入にあたり、5G料金プランへの変更が必要です。ドコモオンライン手続きにてシェアパック・2台目プラスを解約後に、購入手続きに進んでください。
また、シェアパック・2台目プラスを契約中かつ、ドコモ光を契約中の場合はインフォメーションセンター(151)にお電話ください。
予約をした当時、筆者はシェアパックとドコモ光を契約していました。つまり、このまま予約したとしても、発売日の3日前から受け付けられる商品購入の手続きに進めない状態だったのです。
仕方ないので、予約をすぐにキャンセルし、実店舗で購入すべく再予約しました。
3月下旬:ドコモショップでプラン変更(ある意味でクライマックス)
実店舗での予約に切り替えた筆者ですが、オンラインショップでの購入を諦めきれません。
筆者が5Gスマホをオンラインショップで購入するには、購入時にひも付ける回線をシェアグループから外すしかありません。しかし、不幸(?)なことに、その回線はシェアグループの代表(シェアパックの契約回線)で、グループから外すには煩雑な手続きが必要です。
そこで、筆者の手持ち回線を可能な限り「ギガホ」や「ギガライト」に切り替えてしまおうと考えたのですが、シェアグループには母名義の回線も組み込まれていました。母にはギガライトがちょうど良いと考えたのですが、ふいに容量を使いすぎると、今までよりも通信料金が高くなる可能性も否定できないため、母への事前説明は必須です(関連記事)。
自分で全て説明するのは面倒である――筆者は考えました。母と一緒にドコモショップに行き、店員さんから説明を受けながらプランを変えてしまおうと。母と連絡を取り合い、実家近くのドコモショップの来店予約も取りました。準備は万端なように見えました。
しかしその後、新型コロナウイルスの感染者数の増加が深刻な状況となりました。母には持病もあります。筆者が帰省して一緒に手続きをするのは、率直にいって“リスクフル”です。
結局、母にはどういうプランに変わるのかを30分かけて電話で説明し、その上で筆者の自宅近くのドコモショップで手続きすることにしました。
当初の計画では、母の回線を含めて「月々サポート」がない回線だけを新プランに移行し、残る回線は月々サポートが満了してから新プランに変える予定でした。しかし、ドコモショップで計算をした所、月々サポートを「捨てて」もトータルの月額料金を安くできることが判明したため、全回線を新プランに移行することにしました。
念のため、控えの書類は紙に印刷してもらいました。しかし、枚数が多すぎて封筒に入らなかったため、手提げの紙袋に入れてもらうことに……。枚数が多いのは、「解約金留保」に関する説明(参考記事)を含む料金についての「説明書」が複数付属したためです。
ともあれ、これでオンラインショップでも契約変更できるようになりました……が、新型コロナウイルスの影響で心にゆとりがなかったせいか、実際の再予約は6月18日となりました。
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