ドコモの新料金プランは「親に言いにくい」 その理由は?:5分で知るモバイルデータ通信活用術(1/2 ページ)
NTTドコモが新料金プラン「ギガホ」「ギガライト」を発表。この新プランに移行したらどうなるか試してみた所、家族世帯では「親に言いにくい」ことが発生する可能性が……。
NTTドコモが新料金プランが新料金プラン「ギガホ」と「ギガライト」を発表しました。
とりあえず筆者が現在契約している「ウルトラシェアパック50」(月額1万6000円)+基本プランから新プランに移行した場合どうなるかシミュレーションしてみた所、料金は安くなりそうなのですが、予想外に「親に言いにくい」という結論に……。
一体、どういうことなのか、シミュレーションを示しつつ説明していきます。
(記事中の価格は2年契約時の税別)
さっそくシミュレーション
筆者は現在、ウルトラシェアパック50を計4人でシェアしています。要するにシェアグループ内に4回線あることになります。
基本プラン(音声通話プラン)は代表回線が「カケホーダイライトプラン(スマホ/タブ)」、子回線Aが「シンプルプラン(スマホ)」、子回線Bと子回線Cが「カケホーダイプラン(スマホ/タブ)」を契約しています。いずれも定期契約(2年契約)をしています。代表回線は契約15年超で、それにひも付く「ドコモ光」も契約中です。
この状態で「月々サポート」「端末購入サポート」「docomo with」を考慮しないで、適用できる割り引きや還元プログラムを加味した料金を出してみます。
すると、4回線の合計月額料金は2万1420円(ポイント還元を考慮しない場合は2万3580円)となりました。
続いて、現状において各回線に適用中の割り引きを棚卸しします。
代表回線と子回線Aには端末購入サポートが適用されています。このプログラムは端末代金を直接割り引くものではありますが、最低利用期間に合わせて便宜上12等分して料金割引と見立てて計算すると、1カ月当たり代表回線では3900円、子回線Aには5350円の割り引きが適用されることになります。
子回線Bでは「docomo with」が適用されているため月額1500円の割り引きを受けられます。子回線Cは月々サポートで、月額2300円の割り引きを受けられます。
1カ月当たりの割り引き額は合計で1万3050円。先述の4回線の合計月額料金からそれを差し引くと、毎月の支払いは8370円(ポイント還元を考慮しない場合は1万530円)ということになります。
さて、新プランにするとどうなるのでしょうか……? 試算してみます。
現状の使い方を踏まえ、代表回線は「ギガホ」、子回線は「ギガライト」のステップ1(1GBまで)の料金で計算します。また旧プランに応じた通話オプションも付けてみます。
結果、4回線の合計月額料金は1万4320円に。
旧料金プランと比べると、購入補助系統の割り引きを適用しない場合は7100円引き(ポイント還元を考慮しない場合は4940円引き)、適用する場合は5950円の値上げ(ポイント還元を考慮しない場合は3790円の値上げ)となりました。
つまり、端末購入に伴う割り引きを考慮しなければ「値下げ」になる一方、端末購入に伴う割り引きを考慮すると「値上げ」になる、ということです。
もっとも、docomo with以外の端末購入に伴う割り引きは一時的なもの。いつかは切れてしまいます。月額料金だけを考えると、端末購入に伴う割り引きが適用されなくなるタイミングで新料金プランへ移行するのが良さそうという結果となります。
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