「iPhone 12 mini」と「iPhone 12 Pro Max」が最も安いのはどこ? キャリアとAppleで比較
「iPhone 12 mini」と「iPhone 12 Pro Max」の価格を3キャリアとAppleで比較。一括価格はAppleが最も安いが、割引施策を加味すると、ドコモやauが安くなる。Appleはキャリア契約付きで購入すると、8000円の割引を受けられる。
「iPhone 12 mini」と「iPhone 12 Pro Max」が11月13日に発売された。既に購入した方も多いと思うが、これから購入する予定、あるいは購入を検討している方も多いと思う。あらためて、Appleと3キャリアの価格をまとめてみた。3キャリアが実施している割引施策、端末購入補助、AppleがApple Store限定で実施している割引施策を加味した価格も掲載する。価格は2020年11月25日時点のもので税込み。
iPhone 12シリーズの中で、iPhone 12 miniは最も小さく、価格は最も安い。iPhone 12 Pro Maxはその反対で、iPhone 12シリーズで最も大きく、価格は最も高い。まさに両極端ともいえる2機種だが、まずは一括価格から見ていこう。
iPhone 12 miniはどの容量もAppleが最も安く、8万2280円〜9万9880円。3キャリアの中では64GBはドコモ、128GBと256GBはauが安い。iPhone 12 Pro MaxもAppleが最も安く、12万9580円〜16万5880円。3キャリアの中ではauが最も安く、ドコモがわずかな差で続く。
ここに各社の割引施策を加えるとどうなるか。ドコモのMNPを対象とした「5G WELCOME割」では、2万2000円を割り引く。auの機種変更向け「5G秋トクキャンペーン」では5500円を割り引く。さらに「5Gスマホおトク割」ではMNPだと2万2000円を、新規契約だと1万1000円を割り引く。ソフトバンクはオンラインショップ限定の「web割」を実施しており、MNPだと2万1600円を、機種変更だと5280円を割り引く。
そして注目はAppleだ。Apple StoreではSIMロックフリーの他、キャリア契約を伴う形でiPhoneを購入することもできる。さらにiPhone 12シリーズについては現在、Apple Storeでキャリア契約付きで購入すると、端末代金から8000円を割り引く施策を行っている。
Appleの「ストアを探す」にアクセスし、「Apple Storeでのベストプライス。お好きな通信キャリアを選べるモデルが、これまで以上に手に入れやすく」に記載されている対象機種の「今すぐ予約」を選択すれば、iPhone 12シリーズを8000円引きで購入できる。ただしオンラインではなく、Apple Storeの店舗で購入する必要がある。
これらの割引施策を加味すると、iPhone 12 miniの64GBはドコモの6万5912円が最安、128GBはau(MNP)の7万3240円、256GBはau(MNP)の8万7305円が最安になる。Appleもキャリア契約なら割引があるとはいえ、ドコモとauの2万2000円引きはやはり大きい。ソフトバンクもMNPなら2万1600円引きだが、元の価格が高いので、ドコモとauには及ばない。
一方、iPhone 12 Pro Maxについては、128GBはau(MNP)の11万9900円が最安だが、256GBはAppleの13万2880円、512GBはAppleの15万7080円が最安という結果に。割引条件と割引額はiPhone 12 miniと同じだが、iPhone 12 Pro MaxはキャリアとAppleの価格差がiPhone 12 mini以上に大きいことが響いている。
端末購入プログラムを適用した場合の実質負担額がどうか。ドコモの「スマホおかえしプログラム」では、36回払いで購入して端末を返却すると、最大で12回分の支払いが免除される。auの「かえトクプログラム」では、24回払いで購入して13カ月目〜25カ月目までに返却すると、最終回の支払いが免除される。ソフトバンクの「トクするサポート+」では、48回払いで購入して端末を返却すると、最大で半額の支払いが免除される。
これらのプログラムを適用して最大の免除額を受けられると想定すると、実質負担額はauが最も安く、iPhone 12 miniは4万8185円〜5万8305円、iPhone 12 Pro Maxは7万5900円〜9万7060円となる。
ここに5Gスマホおトク割を加えると、さらに2万2000円が割り引かれてiPhone 12 miniは2万円台、iPhone 12 Pro Maxは5万円台にまで下がる。割引なしなら、ソフトバンクのトクするサポート+で半額免除後の実質負担額はauとほぼ同じだが、割引施策を加味すると差が開く。ソフトバンクのweb割を適用すると、48回払いの支払い金額も減り、免除される金額も減るため。5G WELCOME割を適用したドコモも同様で、こちらも支払い額とともに免除額も減る。
対してauの場合、かえトクプログラムで免除される金額(最終回の支払い額)は5Gスマホおトク割を適用しても変わらない。現状は、auのMNPでかえトクプログラムを適用するのが最もお得といえるが、iPhoneはリセールバリューが高く、1〜2年後に他社に売却した方がお得になる可能性がある。iPhone 12 mini/12 Pro Maxの中古市場での価格も見ながら決めるのがいいだろう。
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