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ドコモが「5Gギガホ」など既存プランの内容を見直し 12月中に詳細を発表へ 格安プランはMVNOとの連携を軸に検討
NTTドコモが、「5Gギガホ」を始めとする既存料金プランの内容を見直し、12月中に詳細を発表することを明らかにした。20GB未満の小容量ユーザーに対するプランについては、MVNOとの連携を軸に検討を進めるという。
既報の通り、NTTドコモは12月3日、新料金プラン「ahamo(アハモ)」を発表した。
同日に行われた記者会見において、同社の井伊基之社長は既存プランの見直しも合わせて行い、12月中に詳細を発表することを明らかにした。
同社では、ahamoは「オンライン手続きに特化した中容量の新プラン」という位置付けた。それに対し、5G契約向けの「5Gギガホ」「5Gギガライト」、Xi(LTE)契約向けの「ギガホ」「ギガライト」はフルサービスの「Premier(プレミア)プラン」と位置付け、現行プランが持つ「みんなドコモ割」や「段階制料金」(5Gギガライト/ギガライト)などのメリットは堅持しつつ、よりお得に利用できる方向で検討を進めているという。
なお、データ通信量が20GB未満となる「小容量プラン」の提供ついては、MVNOとの連携を軸に検討を進めているという。
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