ドコモ、「ギガライト」「5Gギガライト」は値下げせず ahamoで立ち位置微妙に?
NTTドコモは大容量プランを改定し、2021年4月から「5Gギガホ プレミアム」と「ギガホ プレミアム」を提供する。一方、段階制プランの「5Gギガライト」と「ギガライト」の料金改定はなかった。ahamoの登場で5Gギガライト/ギガライトの立ち位置は微妙になりつつある。
NTTドコモは大容量プランを改定し、2021年4月から「5Gギガホ プレミアム」と「ギガホ プレミアム」を提供する。一方、段階制プランの「5Gギガライト」と「ギガライト」の料金改定はなかった。
「みんなドコモ割」や「ドコモ光セット割」などの割引を適用しない場合、5Gギガライトは月額3150円から、ギガライトは月額2980円(定期契約あり)からとなり、いずれも1GB未満の料金。5Gギガライトは最初のステップで既に月額2980円/20GBの「ahamo」より高く、ギガライトは1GBを超えるとahamoより高くなってしまう。
ただし、5Gギガライトとギガライトは、先述のみんなドコモ割(3回線以上)とドコモ光セット割で計2000円が割り引かれる他、5Gギガライトは「dカードお支払割」で月額170円の割引を受けられる。これらの割引をフルで受ければ、5Gギガライトとギガライトともに、月額2980円で5GBまで通信できる。
【訂正:2020年12月19日2時00分 初出時に、プラン名の一部に誤りがありました。おわびして訂正致します。】
単身で一切の割引を受けない場合、ahamoに乗り替えた方がよさそうだが、家族で複数のドコモ回線を使っており、月額2980円を超えない範囲で通信をしているなら、5Gギガライト/ギガライトに残る方がいいだろう。
またドコモは、2021年3月1日から、5Gギガライトとギガライトのデータ通信を1GBまでに制限できる「ギガプラン上限設定オプション」を提供する。これにより、「1GBを超えてしまい、ahamoより高くなる」事態を防げる。
とはいえ、ahamoの登場で5Gギガライト/ギガライトの立ち位置は微妙になりつつある。さらに、小容量の超低廉な料金プランは、MVNOとも連携してカバーすることを予告している。
ドコモは料金プランを「プレミア」「ニュー」「エコノミー」の3種類に分けており、5Gギガホや5Gギガライトはプレミアに属する。小容量でプレミアというのに違和感を覚えるかもしれないが、ここには「フルサポート」「家族でお得」という特徴も含まれる。現在のデータ容量に不満がなく、ショップでのサポートや各種割引に魅力を感じるかどうかが、5Gギガライト/ギガライトに残るかどうかの判断基準になりそうだ。
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