スマホ決済の認知率は90%超え、利用トップはPayPay MMDの調査より
MMD研究所は、1月20日に「2021年1月スマートフォン決済(QRコード)利用動向調査」の結果を発表。QRコード決済サービスの上位は「PayPay」「d払い」「楽天ペイ」で、利用開始時期は「2020年1月〜6月」からが最多となった。
MMD研究所は、1月20日に「2021年1月スマートフォン決済(QRコード)利用動向調査」の結果を発表した。対象は18歳〜69歳の男女4万5000人、調査期間は1月1日〜1月4日で、アンケート調査で回収したサンプルを人口構成比に合わせるためにウエイトバック集計を行っている。
普段の支払い方法(複数回答)は「現金」が90.8%、「クレジットカード」が73.3%、「スマホ決済(タッチ式、QRコード式含む)」(以下スマホ決済)が41.2%。年別比較で見ると、2020年7月に比べ「スマホ決済」が最も増加している。
QRコード決済について「現在利用している」が33.3%、「だいたいどんなものかわかるが、利用したことはない」が19.6%、「QRコード決済という言葉は聞いたことがあるが、サービス名称・内容はよく知らない」が14.6%。これをファネル分析で見てみると「認知」は93.9%、「内容理解」は71.5%、「利用経験」は47.4%となった。
QRコード決済を現在利用していると答えた2万1529人が最も利用しているのは、トップが「PayPay」で43.1%、次いで「d払い」の18.2%、「楽天ペイ」の15.4%となる。該当のQRコード決済サービスを使い始めた時期は「2020年1月〜6月」が16.5%と最も多く、次いで「2019年7月〜12月」が16.3%、「2019年1月〜6月」が13.9%となった。
QRコード決済の利用を検討していると回答した4958人が最も利用を検討しているサービスは、「PayPay」が20.2%、「楽天ペイ」が18.7%、「d払い」が16.2%となった。
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