ニュース
楽天モバイルの新料金プランは「一層の低廉化を進める」 武田総務大臣が評価
武田良太総務大臣が、楽天モバイルの新料金プランについて言及した。「低・中容量の領域において、一層の低廉化を進める」と評価した。1GBまで0円について、法的に問題があるかどうかについては「問題ない」とした。
武田良太総務大臣が、2月2日の定例会見で、楽天モバイルの新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」について言及した。
武田氏は楽天モバイルの新料金プランについて「低・中容量の領域において、一層の低廉化を進めるものであり、本格的な事業者間の競争が活発化してきた成果」と評価した。
「今月(2月)から順次、新しい料金プランの提供が開始されるが、利用者が実際に料金の低廉化を実感できるようになることが極めて重要。そのため、『アクション・プラン』の着実な実行を通じて、自分に適した料金プランを選択できているかどうか、また、事業者や料金プランを乗換える際に余計な手間やコストがかかっていないかなどについて、今後もしっかり検証を行って、引き続き公正な競争環境の整備を進めていく」(同氏)
一方、楽天モバイルの新料金プランでは、毎月のデータ通信量が1GB以下だと0円としており、不当廉売に当たるのではという指摘もある。法的に問題があるのか、という点について武田氏は「法的には問題はないものと承知している」とコメントした。
関連記事
- 異例の新プランを発表した楽天モバイル 解約率は下がるも、収益性を上げられるか
楽天モバイルの新料金プランは、段階制を導入することで、20GB以下と3GB以下の料金を低廉化。さらに1GB以下の場合、料金を無料にするという大胆な手を打った。大手3社のオンライン専用料金プランに対抗した格好で段階制を導入することで、小容量と中容量のプランにフィットするユーザーの負担感を軽減するのが狙いだ。 - 「全国民に最適なワンプランを」 楽天モバイル新料金プランの狙い
楽天モバイルの新料金プランは、月額2980円で自社エリアは無制限でデータ通信可能という特徴は維持し、20GB以下の小容量〜中容量を値下げ。プランを増やすことなく、より多くのユーザー層をカバーできるようにした。3キャリアのオンライン専用20GBよりも安く、多機能であることもアピールした。 - 楽天モバイルの新料金プラン 1GBまでは無料、20GBで月額1980円の段階制に
楽天モバイルが1月29日、モバイル通信サービスの新料金プランを発表した。使用するデータ通信の容量が20GB以下の場合、段階的に料金を下げる。1GBまでは無料で利用できる。 - 楽天モバイルのMNOサービス申し込み数が200万件を突破 12月30日付
楽天モバイルの携帯キャリア(MNO)サービスの累計申し込み数が200万件を突破した。100万件突破からちょうど半年で2倍に増えた計算だ。 - 「エリア拡大」「ZERO宣言」でユーザー増も、課題山積の楽天モバイル 有料化までに解消できるか
楽天モバイルの申し込み件数が160万を突破し、徐々にユーザー数が拡大している。自社回線エリアの拡大と各種手数料を無料化した「ZERO宣言」がじわじわと効いている印象だ。エリアについても前倒しで進めているが、不安がゼロになったわけではない。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.