LINE Payが「Google Pay」の非接触決済に対応 「iD」「Visa」両対応
LINE PayがGoogle Payの非接触決済に対応した。Apple Pay(iPhone/Apple Watch)とは異なり、iDとVisaのタッチ決済の両方に対応していることが特徴だ。
LINE Payは2月4日から、送金・決算サービス「LINE Pay」において、Googleが提供する決済サービス「Google Pay」の非接触決済に対応した。事前に「Visa LINE Payプリペイドカード」を発行した上で同アプリからセットアップすることで、NTTドコモの非接触決済プラットフォーム「iD(アイディー)」とVisaのNFC決済(Visaのタッチ決済)の両方を利用できるようになる。
利用方法
LINE Payの非接触決済をAndroid端末で利用するには、以下の要件を満たす必要がある。
- VisaのNFC決済:Android 5.0以上のNFC決済対応端末+最新のGoogle Payアプリ
- iD:Android 5.0以上のおサイフケータイ対応端末+最新のGoogle Payアプリ
セットアップの手順は以下の通り。なお、おサイフケータイとNFC決済の両方に対応している端末の場合ではiDとVisaのNFC決済を共存できるが、登録作業を別々に行う必要がある。
- 「LINE」アプリの「ウォレット」タブを開くか、「LINE Pay」アプリを起動
- 「Google Pay」をタップする
- 登録したい非接触決済方法を指定する
- 「Google Payに登録」をタップする(「Google Pay」アプリに遷移)
- バーチャルカードの発行案内が出たら「確認」をタップ(※1)
- 利用規約を確認したら「同意します」をタップ(※1)
- 登録確認画面が出たら「Google Payに登録」をタップ(※1)
- iDまたはNFC決済情報の登録案内が出たら「続行」をタップ
- iD/NFC決済の利用規約を確認したら「同意します」をタップ
- しばらく待って、登録完了画面がでれば準備完了
(※1)Google PayにVisa LINE Payプリペイドカードが既に登録されている場合はスキップされる
既にVisa LINE Payプリペイドカードをオンライン決済用に登録している状態で、おサイフケータイとNFC決済の両方に対応している端末でiDとVisaのNFC決済を登録した場合、Google Payからは3枚のカードが見える
決済時の注意点
LINE PayでiDとVisaのNFC決済をする場合、以下のポイントに気を付けよう。
- 決済に対する「LINEポイント」の付与はない
- 決済時にLINEポイントは充当できない(対応予定あり)
- 一部の加盟店(※2)では利用できない
- 「LINE Payクーポン」「特典クーポン」は利用できない(対応予定あり)
- 「チャージ&ペイ」には対応しない
- 一定額以上(※3)の支払いには暗証番号が必要
- スリープ中、端末ロック中は決済できない(VisaのNFC決済のみ)
(※2)自動販売機、ガソリンスタンドなど(一部を除く)
(※3)iD加盟店の場合は3万円以上。Visa加盟店の場合は加盟店によって異なる
決済時に利用する暗証番号は、Visa LINE Payプリペイドカードのものと同一となる。LINEアプリまたはLINE Payアプリから設定できる。設定していない場合は、以下の手順で登録しておこう。
- LINEアプリの「ウォレット」タブを開くか、LINE Payアプリを起動
- 「プリペイドカード」をタップ
- 「カードの暗証番号」をタップ
- 「Visa LINE Payプリペイドカード」をタップ(JCBプリペイドカードも発行している場合)
- 画面の指示に従って4桁の暗証番号を設定
LINE Payカード(JCB)とQUICPay+は有効期限まで利用可能
従来発行していた「LINE Payカード(JCB)」と、同カードとひも付けて登録できるGoogle Payの「QUICPay+」については、既に発行済みなら有効期限まで引き続き利用できる。
LINE Payカード(JCB)は、再発行を含めて新たなカードの発行を終了している。また、Google PayにおけるQUICPay+の発行も、順次終了する。
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