ディスプレイ内蔵インカメラが面白い 「Rakuten BIG」のカメラ機能を試す:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/3 ページ)
楽天モバイルから発売されたミドルクラスのスマートフォン「Rakuten BIG」。カメラは超広角、広角など4つあり、インカメラはディスプレイに内蔵されている。このフロントカメラと、4つのカメラの具合について試してみた。
楽天モバイルから登場した「Rakuten BIG」……シンプルというかなんというかすごい名前なんだけど、何しろいきなり「ビッグ」だからね。
iPhone X世代のデザインにちょっと似ているけど、カメラが大2つ小2つついているミドルクラスの端末。開発元はZTEだ。
ミドルクラスらしい機能豊富な端末なのだけど、カメラ的に一番の注目はやっぱインカメラ。
ちょっとその話から行きたい。
インカメラはどこに隠れている?
まずはこの写真。
撮った写真をフォトアプリで表示しているだけなんだけど、ディスプレイが上部ギリギリまで広がっているのにインカメラのノッチがない。
インカメラ内蔵ディスプレイなのだ。これ、撮る瞬間にどこを見ればいいか悩むよね。
一体どこに隠れているのか見てみよう。
画面が暗いと肉眼だとまず分からない。明るいものを表示するとなんとなく分かる。カメラでちょっと斜めから撮るとしっかりと記録される。
ここである。
背景を真っ白にしてググッと寄って撮ったのがこちら。
カメラの部分だけ「ドットの目が粗い」。その隙間から撮っているのかと思う。画面の上の端ってあまり目立たないし、この位置に重要な情報が表示されることは少ないから、いいアイデアだ。
この奥に隠されているインカメラは約3200万画素とかなりの高画素。目立たないのはいいけど、カメラの外側にディスプレイがかぶっている状態が画質に悪影響を与えないわけがないのであり、3200万画素を4画素混合して800万画素の写真としちゃってもよかったんじゃないかな。その方が結果として画質を上げられたんじゃないかなと思う。荒天だったため明るい場所で撮影することができず、画質的には不利だったのは確かなのだけど。
インカメラを使った背景をボカすポートレート機能も搭載。ただ精度は微妙で、ほんのちょっとしたことで服がボケたりちゃんとボケなかったりしたのが面白かったのでさらします。
関連記事
- インカメラが見えない「Rakuten BIG」と「ZTE AXON 20 5G」はどこが違う?
世界で初めてインカメラをディスプレイに内蔵したスマートフォン「Rakuten BIG」。そのベースモデルであるZTEの「AXON 20 5G」とどのくらい違うのか比較してみた - 楽天モバイルの5Gはどれだけ速い? Rakuten BIGで検証 本命は「SA」開始以降か
昨年12月には契約申込者数が200万会員を突破した楽天モバイル。実際の通信速度をチェックするとともに今後の展開を予測する。 - 楽天モバイル、5Gスマホ「Rakuten BIG」の新色「クリムゾンレッド」発売
楽天モバイルは、5G対応スマホ「Rakuten BIG」の新色「クリムゾンレッド」を発売。オンラインでは11月19日、楽天モバイルショップでは11月24日から販売する。 - 楽天モバイルが5G端末「Rakuten BIG」発表 6.9型ディスプレイにインカメラ内蔵
楽天モバイルが、5G向けのオリジナル端末「Rakuten BIG」を9月30日に発売した。価格は6万9800円(税込み)。6.9型フルHD+の有機ELディスプレイにインカメラを内蔵しており、ノッチのないデザインを実現した。 - 楽天モバイルの5Gは“超限定的” 3キャリアにどこまで対抗できるのか
楽天モバイルの5Gは料金を据え置きにして「Tada(ただ)5G」を訴求する。サービスインに合わせ、自社ブランドの端末「Rakuten BIG」も用意した。一方で、エリア展開は3キャリアよりも課題が多い。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.