ディスプレイ内蔵インカメラが面白い 「Rakuten BIG」のカメラ機能を試す:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)
楽天モバイルから発売されたミドルクラスのスマートフォン「Rakuten BIG」。カメラは超広角、広角など4つあり、インカメラはディスプレイに内蔵されている。このフロントカメラと、4つのカメラの具合について試してみた。
4連カメラの内訳は?
ではアウトカメラの話へ。
アウトカメラは4つ。一番上が超広角、その下が広角。3番目は距離測定用の200万画素の深度測位カメラで、これ自体は写真を撮るわけじゃない。一番下は200万画素のマクロ専用カメラ。
超広角カメラは800万画素。レンズはF2.2。ディテールや周辺部の描写は高くないけど、普通に超広角カメラとしてよい。
メインとなる広角カメラは6400万画素。レンズはF1.9。その4画素から1画素を作り出すことで、最終的に1600万画素の画像を作っている。気持ちいい写りだ。
カメラアプリ画面はこんな感じ。グリッドと電子水準器はオンにしてある。多くの端末は、横位置で持つと倍率を示す「1x」が横を向いて教えてくれるのだけど、Rakuten BIGは一瞬だけ「現在の方向」が表示され、左端のアイコンが90度傾く。ちょっと面白い。
ガスタンクはAIが「建物」と認識したようだ。
続いて人。人物を撮るときは顔の自動補正のオンオフがあり、さらに細かく補正をかけることもできる。
ポートレートモードにすると、またちょっと違っていて面白い。画面上に人アイコンが出る。そこに顔が来るようにアングルを変えて、アイコンが青くなったらおすすめの構図ってことだ。
ちょっとエッジや肌や髪の表現に不自然な点もあるけれども、キレイに背景がボケてくれた。
このポートレートモード、けっこう構図のバリエーションを持っているようで、横位置だとこんなふうに端っこに置くよう指示されることも。
で、ポートレートモードは人物専用。人以外の被写体で背景ぼかししたいときは別途「背景ぼかし」モードを使う。このときは絞り値のシミュレーションを行ってぼかし具合をコントロールできる。
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