ディスプレイ内蔵インカメラが面白い 「Rakuten BIG」のカメラ機能を試す:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/3 ページ)
楽天モバイルから発売されたミドルクラスのスマートフォン「Rakuten BIG」。カメラは超広角、広角など4つあり、インカメラはディスプレイに内蔵されている。このフロントカメラと、4つのカメラの具合について試してみた。
マクロカメラはちょっと微妙かも
超広角、広角、深度測位カメラときたら残りはマクロカメラ。
まずは普通に猫を撮る。うちの猫である。グググっと近寄ったらここまで寄れた。ちゃんと「ペット」と認識しているし色もいい感じ。うちの猫はこういうキジトラだ。
ではもっとグググっと寄ってみようということでマクロモード。「その他」の中に隠れている。
マクロモードにするとマクロカメラに切り替わり、グググっとここまで近づける。
画素数は1600×1200ピクセルの200万画素なのがちょっと残念だが、ここまでアップで撮れるのだ。でも、色がちょっとくすんでいる。近寄りすぎてホワイトバランスがうまく合わなかったようだ。
料理も撮ってみよう。まず普通に料理を撮る。ちゃんと料理と認識しておいしそうに撮れてくれた。いい感じのサーモンである。
ではマクロ機能で近寄ってみると、色が全然違う。
いろいろ試してみると、どうもマクロカメラに限らず近づきすぎるとホワイトバランスがずれやすい傾向にあるようだ。ホワイトバランスを判断する材料が減るからだろう。
一応名誉のため、いつもずれるわけではありません、というカットも。
まあマクロカメラは画素数が200万画素と少ないこともあり、写真を撮るというよりは、めいっぱい近づいてディテールを観察したい用と思っていいかも。
動画は4Kの60fpsまで可能
その他もちょろっと。夜景モードは「スーパーナイトモード」という名前で用意されている。通常の写真モードに比べて暗部がちょっと持ち上がってより明るい夜景を撮れる感じだ。
動画は最高で4Kの60fpsまでいけるが、60fpsだと手ブレ補正が効かなくなる。そこで4Kの30fpsで撮ってみた。歩く七面鳥。
ちょっと発色は地味だが、手ブレ補正も効いてキレイに撮れている。
四連のアウトカメラはちょっとツメが甘いところはあるけど、ミドルクラスの端末としては十分にイケるデキ。
ディスプレイの裏に隠れたインカメラは自撮りの頻度が高くないなら、ノッチがなくて画面を広く使えるって意味ですごくいい。今後、このインカメラをディスプレイの裏に隠しちゃうスタイルが増えてくるのか、ちょっと気になるところだ。
(モデル:長谷川実沙)
関連記事
- インカメラが見えない「Rakuten BIG」と「ZTE AXON 20 5G」はどこが違う?
世界で初めてインカメラをディスプレイに内蔵したスマートフォン「Rakuten BIG」。そのベースモデルであるZTEの「AXON 20 5G」とどのくらい違うのか比較してみた - 楽天モバイルの5Gはどれだけ速い? Rakuten BIGで検証 本命は「SA」開始以降か
昨年12月には契約申込者数が200万会員を突破した楽天モバイル。実際の通信速度をチェックするとともに今後の展開を予測する。 - 楽天モバイル、5Gスマホ「Rakuten BIG」の新色「クリムゾンレッド」発売
楽天モバイルは、5G対応スマホ「Rakuten BIG」の新色「クリムゾンレッド」を発売。オンラインでは11月19日、楽天モバイルショップでは11月24日から販売する。 - 楽天モバイルが5G端末「Rakuten BIG」発表 6.9型ディスプレイにインカメラ内蔵
楽天モバイルが、5G向けのオリジナル端末「Rakuten BIG」を9月30日に発売した。価格は6万9800円(税込み)。6.9型フルHD+の有機ELディスプレイにインカメラを内蔵しており、ノッチのないデザインを実現した。 - 楽天モバイルの5Gは“超限定的” 3キャリアにどこまで対抗できるのか
楽天モバイルの5Gは料金を据え置きにして「Tada(ただ)5G」を訴求する。サービスインに合わせ、自社ブランドの端末「Rakuten BIG」も用意した。一方で、エリア展開は3キャリアよりも課題が多い。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.