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Appleの紛失防止タグ「AirTag」はAndroid端末でも見つけられる
Appleが間もなく発売する紛失防止タグ「AirTag」は、設定はiPhoneかiPadでしかできないが、見つけることはAndroid端末でも可能だ。「紛失モード」での発見でNFCを利用するため。
米Appleが4月20日(現地時間)に発表した紛失防止タグ「AirTag」は、NFC対応のAndroid端末でも見つけられることが、Appleのサポートページ(本稿執筆現在まだ日本語に翻訳されていない)で確認できた。
設定はiOS 14.5以降のiPhone/iPod touch、またはiPadOS 14.5以降のiPadでしかできないが、AirTagをなくしたユーザーがアプリで「紛失モード」に設定すると、AirTagを見つけた人がNFC搭載Android端末しか持っていなくても、それをAirTagに軽く当てることで、ユーザーがあらかじめ設定した連絡先情報を表示できる。
Appleによると、位置情報や履歴がAirTagの中に保存されることはなく、AirTagの場所を中継する端末は匿名に保たれる。TirTagを見つけた端末が誰のものかは、Appleも知ることはできないとしている。
AirTagは23日午後9時から予約を受け付け、30日に発売の予定。日本の公式オンラインストアでの販売価格は1個3800円または4個で1万2800円だ。
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