「OPPO Find X3 Pro」をじっくりと試す パフォーマンスに死角なし、カメラも先代から進化(3/3 ページ)
「OPPO Find X3 Pro」が6月30日に発売された。SIMフリー版も7月16日に発売予定だ。有機ELディスプレイに約5000万画素の「デュアルフラッグシップカメラ」、遊び心のある「顕微鏡カメラ」や拡張性の高い独自OS「ColorOS」を搭載。実際の使い心地をチェックした。
OPPO独自の「Color OS」のカスタマイズの自由度が高い
この機種に限らず、OPPOのスマホはAndroidをベースにした「ColorOS」という独自OSを搭載している。Androidスマホとしての標準機能を備えつつ、より便利に使えるようにカスタマイズが施されている。
Find X3 ProにはAndroid 11をベースとする最新の「ColorOS 11」が搭載されており、ダークモードの背景を3色から選べたり、画面表示を細かくカスタマイズできたりと、自分が使いやすいように設定を変更できる。
画面端に「スマートサイドバー」というショートカットメニューを表示する機能があるのだが、そこから「画面翻訳」を選択して、表示しているWebページを丸ごと翻訳するといったこともできる

画面端から内側にスワイプして表示する「スマートサイドバー」。よく使う機能やアプリを設定でき、アプリをフローティング表示させることも可能(画像=左)。Webページを表示させた状態で「画面翻訳」を選択すると、指定した言語に翻訳できる(画像=右)疲れているときや就寝前など、リラックスしたいときに癒やしの音楽を聴ける「O Relax」や、簡単にショートビデオを編集できる「Soloop」といった独自アプリもプリインストールされている。それぞれ完成度が高いので、積極的に使うことで、この機種に対する満足度が向上するだろう。
スペックからは見えない快適な使用感こそが最大の魅力
今夏発売される機種として最高峰のスペックを実現し、顕微鏡カメラといった飛び道具も備えているFind X3 Pro。しかし、実際に使ってみて最も気に入ったのは、ストレスを感じない快適さだ。ハイスペックを意識することなく、スムーズに使いこなせて、デフォルトのままで基本アプリを使うだけでも、十分に満足できる。使いこなしていくうちに、次々に便利な機能を見つけて、より使いやすいようにカスタマイズしていけるだろう。
強いて弱点を挙げるとしたら、NFCは搭載しているもののFeliCaには非対応で、おサイフケータイは使えないこと。OPPOは「Reno」シリーズにはFeliCaを搭載していることもあり、Findシリーズへの搭載を期待している人は多いはずだ。次期モデルでの対応を期待したい。
そこを妥協できるのであれば、価格はやや高めではあるが、買って損ナシの端末だろう。特に、カメラ性能を重視する人や、映像コンテンツを存分に楽しみたい人におすすめしたい。
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