主要なMVNOで比較! 最新SIMフリースマホの価格まとめ(2021年夏編)
2021年に発売されたSIMロックフリースマートフォンは、大部分が5Gに対応している。ミッドレンジの価格帯は大きく変わらない一方で、必要な機能を抽出して低価格に抑えた端末や、10万円を超える高機能、高性能な端末も増えてきた。主要なMVNO事業者が提示している価格を確認しよう。
2021年春、夏に発売されたSIMロックフリースマートフォンの希望小売価格は、5G規格が普及してきたこともあり、税込み3〜4万円前後の製品が多い。一方で高機能なカメラや高画質のディスプレイ、高い処理性能などを武器に、10万円前後の価格を示している製品もみられる。
今回は2021年2月5日に発売されたXiaomi「Redmi 9T」から、7月6日に発売されたオウガ・ジャパンの「OPPO Find X3 Pro」までの主なSIMロックフリースマホをピックアップし、主要なMVNOでの「一括購入価格」と分割で購入した場合の合計価格をまとめたので、をまとめたので、端末選びの参考になれば幸いだ。
5G対応&高性能か、安価なミッドレンジか
2021年のSIMロックフリースマホ市場は、大部分をOPPOやXiaomiといった中国メーカーの端末が占める。OPPOは3機種全てが5Gに対応しており、Xiaomiは広い販路を確保している。
一方でモトローラは「moto g10」「moto g30」といったミッドレンジの端末を発売。それぞれメモリは4GB、内部ストレージも64GB/128GBと標準的だが、5000mAhのバッテリーを搭載し4800万/6400万画素のカメラも装備する。こちらは性能が高いmoto g30のみを取り扱う事業者がほとんどだ。
10万円前後の高価な端末を見てみると、2020年10月にソニーが発売した「Xperia 5 II」のSIMロックフリーモデルは同社の一眼レフカメラ「α」シリーズ譲りのカメラ機能を持ち、ゲーミングPCメーカーのASUSが販売する「ROG Phone 5」はゲーム専用モードや高いリフレッシュレートのディスプレイが魅力的だ。
Find X3 Proは有機ELで1440×3216ピクセルのディスプレイで、10億色の表示に対応し120Hzのリフレッシュレートに対応している点で映像表現を強化している。
ROG Phone 5は主要なMVNOでメモリ16GB版の取り扱いがない、Xperia 5 IIはソニーストアのみの取り扱いといった難点はあるものの、それぞれの強みを求めるのなら十分に購入するメリットはあるはずだ。
SIMロックフリースマホの春/夏モデルは5Gがメインに
以下の表組では、IIJmio、goo Simseller、mineo、BIGLOBEモバイルで2021年7月6日までに発売された主なSIMロックフリースマホの価格をまとめた(2021年7月現在)。
ほとんどの端末で、goo SimsellerのOCN モバイル ONEで契約した場合が最も安い傾向にある。初期手数料として3300円が必要だが、通信容量を多く必要としない場合や、音声通話を頻繁に利用するユーザー向けのプランが充実している。
一部端末を対象に、IIJmioでは8月31日までMNPかつ「ギガプラン」の契約とのセットで端末価格の割引きを受けられる。goo SimsellerはOCN モバイル ONEの契約、かつMNPの利用や「OCNでんわ完全かけ放題オプション」の加入で端末価格の割り引きを受けられる。
BIGLOBEモバイルは24分割での購入のみの対応となるが、「Redmi Note 10 Pro」や「Mi 11 Lite 5G」などを対象に、音声通話SIMとのセットで新規に契約し、申し込み月の翌月末までにサービスを始めたユーザーへ、利用料金の支払いに使える「Gポイント」が付与される。
10万円を超えるROG Phone 5やFind X3 Proなどを除けば、多くの端末は希望小売価格から大きく値下げして3〜4万円前後に収まっている。24回の分割払いなら1000〜1500円程度の支払いで済み、月ごとの負担額が低く抑えられるのも魅力だろう。
多くの端末を安価に購入できるgoo Simsellerだが、こちらはOCN モバイル ONEもドコモの回線を利用している。auやソフトバンクの回線を利用したい場合は、多少価格は変わるが別のMVNOを利用する必要がある。
SIMロックフリースマホを購入する場合は、大手キャリアが提供する「○○カ月利用で端末を回収すれば新機種を利用できる」などの端末購入補助は利用できないため、負担額は販売サイトの表示通りとなる。一括払いだけでなく24回の分割払いの利用や、プラン、回線ごとの使い心地も調べつつ、最適な端末を比較してみるのがいいだろう。
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