ahamoの疑問を解決! 契約方法から対応スマホ、使い勝手までを総チェック(1/5 ページ)
ドコモが提供する通信容量20GB、月額税込み2970円のオンライン専用低価格プラン「ahamo」。提供開始から4カ月近く経過したが、まだ乗り換えを検討している人も多いだろう。ahamoを契約することで変わることや、通信容量の使い心地などを細かく紹介する。
スマートフォン料金の見直しで今一番ホットな話題と言えば、ドコモの「ahamo」など通信容量20GB前後で税込み月額3000円前後の新低価格プランだ。サービスの提供開始から4カ月近く経過したが、実際にはこれから乗り換えを考える人も多いだろう。
そこでこの記事では、ahamoを実際に契約する際に必要な手順や、実際の使い勝手、契約後も迷う細かなサービス内容について紹介する。料金は全て税込み。
通信容量20GBと1通話5分無料で2970円、キャリアメールは非対応
最初に、ahamoの特徴をおさらいしておこう。「ahamoはドコモが提供する通信容量20GBを月額2970円と安価だが、サービス内容が他のプランと異なる新プラン」だ。通信容量だけでなく通話が1回につき5分無料の準通話定額、海外でのデータ通信も短期間渡航なら追加料金なしで使えてお得だ。
一方で注意点も多い。申し込みやサポートはオンラインのみ、キャリアメール(○○○○@docomo.ne.jp)は使えない。スマホの利用が通話と、SNSやLINEが中心の世代に向けて、必要なサービスだけをドコモ品質でお得に提供するプランとなっている。
ahamoの利点と注意点
- ○月額2970円と安価
- ○通信容量20GB(超過後は1Mbps、チャージは1GB/550円)
- ○通話1回につき5分無料の準定額通話(超過分は30秒/22円)
- ○ドコモと同じエリアで、4G/5Gデータ通信に対応
- ○家族のドコモ回線のファミリー割引の回線数にカウントされる
- ○海外渡航15日以内は、データ通信を追加料金なしで使える
- △オンライン手続きのみ、店頭サポートはない
- △キャリアメール(○○○○@docomo.ne.jp)を使えない
- △留守番電話に非対応
ahamoの契約やサポートは、ahamo専用サイトやアプリでのみ受け付ける。個別の応対は電話でなくチャットだ。このため、スマホかPCの操作やオンライン契約に慣れている必要がある。
ahamoがおすすめの人は、まずは「家族でドコモを契約しているが、LINEなどの利用がメインでキャリアメールを使わない」という若い世代だ。家族内に今後も「ギガホ」や「ギガライト」など従来のキャリアメールやサポートを受けられるプランを継続したい人がいても、それら家族のプランの割引額を減らさずに、ahamoを中心とした通信容量20GBで安価なプランを契約できる。
1人の契約でahamoやpovo、LINEMOやY!mobile、UQ mobile、MVNO各社で迷っているなら、ahamoはデータ通信の安さに加えて、通話エリアや品質もよく通話料金も安い。ドコモのエリアを利用でき、かつ特別な操作なしに安価な通話料や通話定額オプションを契約できるのは大きい。
また、この価格帯のプランとしては海外の短期渡航時(15日以内)のデータ通信サービスが圧倒的にお得だ。追加料金なしに国内と同じ通信容量のまま利用できる。今後、短期の海外出張や旅行に行きそうな人にahamoはかなりおすすめのプランといえる。
では、ahamoの申し込み方法について紹介していこう。
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