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au 5Gのエリアが拡大 鉄道沿線や商業地域など
KDDIが、au 5Gエリア拡大の取り組みを発表した。鉄道沿線(特にホーム)における5Gエリア化を進めた他、全国の80駅の半径500m以内の商業地域の5Gエリア化も推進したという。
KDDIは9月13日、都市圏の鉄道路線と商業地域における「au 5G」エリアの拡充を発表した。6月30日付で発表した「鉄道路線5G化」に関する取り組みの続報で、より広いエリアで5G通信を行えることをアピールしている。
鉄道路線の5Gエリア化
鉄道路線のエリア化では、東京都内の「山手線」と大阪市内の「大阪環状線」において駅ホームの5Gエリア化を進めてきたが、今回の発表では両路線の駅間も5G化を完了したという。また、以下の路線と区間についても、駅ホームの5Gエリア化を完了したとのことだ。
- JR中央・総武線(東京〜中野間)
- JR京浜東北線(品川〜赤羽間、東十条駅を除く)
- JR埼京線(大崎から赤羽間)
- 西武新宿線(西武新宿〜野方間)
なお、今回の5Gエリア化には、au 4G LTEで利用していた既存周波数帯の5Gへの転用(NR化)による対応も含まれている。
商業地域の5Gエリア化
商業地域における5Gエリア化は、同社が重点地域として定めた全国80の鉄道駅の周辺(半径500m以内)を中心に進められた。地域別の内訳は以下の通り。
- 北海道:4駅
- 関東:51駅(東京都48駅、神奈川県2駅、長野県1駅)
- 中部:6駅(愛知県5駅、長野県1駅)
- 近畿:14駅(大阪府12駅、京都府1駅、兵庫県1駅)
- 中国:1駅(広島県)
- 四国:1駅(愛媛県)
- 九州:3駅(福岡県)
具体的なエリアは、特設サイトにまとめられている。
- →5Gをご利用いただける商業地域(au)
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