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NTTドコモが小売電力サービスに参入 2022年3月から「ドコモでんき」を提供へ
NTTドコモが、カーボンニュートラルに重きを置く形で小売電気サービスに参入する。ただし、サービスの詳細は後日発表するという。
NTTドコモは2022年3月をめどに、小売電力サービス「ドコモでんき」の提供を開始する。各種生活インフラをワンストップで提供することで、ドコモユーザーの利便性向上を目指す。サービスの詳細は、提供開始までに別途発表される予定だ。
ドコモでんきの概要
ドコモでんきは、NTTアノードエナジー(NTT子会社)が小売電気事業者、ドコモがその取次事業者としてサービスを提供する。サービス開始時点では、以下の2プランが提供される予定だ。
- ドコモでんき Green:再生可能エネルギーを積極的に活用するプラン
- ドコモでんき Basic:dポイントとの連携など、おトクさを重視したプラン
NTTグループ全体で2040年度までに「カーボンニュートラル」
ドコモでんきは、NTT(日本電信電話)が9月28日に発表したエネルギービジョン「NTT Green Innovation toward 2040」と、それを受けてドコモが同日に発表した「2030年カーボンニュートラル宣言」を受けた取り組みの一環である。
NTTは2040年度までにグループ全社におけるカーボンニュートラル(※1)を目指している。その過程で、モバイル事業(≒ドコモ)とデータセンターについては2030年度までに先行してカーボンニュートラルを実現する計画となっている。
(※1)事業活動で排出される二酸化炭素を実質ゼロにすること
2030年度に向けて、ドコモではドコモでんきの提供に加えて以下の取り組みを行う。
- 通信ネットワークの省電力化の推進
- 積極的な再生可能エネルギーの導入
- バリューチェーンにおけるカーボンニュートラルの推進
- 二酸化炭素の削減具合を可視化するプラットフォーム「カボニュー」の提供
- 「THEO +docomo」におけるESG(※2)ポートフォリオの取り扱い(THEO GREEN、9月28日提供開始)
- 「ポイント投資」におけるESGテーマの追加(10月中旬予定)
- 「dファッション」におけるサステナブルなファッションの提案(提供開始済み)
- 「dカード」のリサイクル素材化(2023年以降)
(※2)ESG(Environment, Social, Government):「環境」「社会」「企業統治」のこと
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