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ドコモ、認識精度99.87%の顔認証サービスを提供
NTTドコモは認識精度99.87%、認識スピード177msの顔認証サービスを提供開始。映像から個人を特定せずに性別、年齢、表情を推定でき、店舗の来店者分析や属性に応じたコンテンツの出し分けなどなどが可能となる。
NTTドコモは、10月5日に認識精度99.87%、認識スピード177msの顔認証機能をAPIで提供する顔認証サービスを法人向けに提供開始した。
本サービスは画像認識ソリューションの開発を支援するクラウドサービス「ドコモ画像認識プラットフォーム」へ、RealNetworksの顔認証エンジンソフトウェア「SAFR」を搭載。APIで連携し、ユーザーのシステムやサービスへの顔認証機能を追加している。
複数人いる場面やメガネやサングラス着用時、マスク着用時、表情をつくっているとき、明るさが不十分といった環境下でも正しく認識できる。特殊なカメラやセンサーを使うことなく、なりすましも検知する。顔画像の登録も正面からの顔画像1枚のみで済み、マスクを着用したままでも98.90%の認識精度(RealNetworks調べ)で認識する。
映像から個人を特定せずに性別、年齢、表情を推定でき、店舗の来店者分析や属性に応じたコンテンツの出し分けなども可能。顔画像の登録や認証を行うための標準クライアントアプリを提供する他、ソフトウェア開発キット(SDK)も提供する。
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