2万円台の「AQUOS wish」と「arrows We」、どちらを選ぶ? スペックから使い勝手までを比較(2/4 ページ)
スマートフォンの基本性能は年々向上し、いまや税込み1〜3万円台のエントリーモデルでも、普段使いに不便を感じない機能とスペックを備えている。コスパを重視する人から注目を集めている「AQUOS wish」と「arrows We」の違いを、au版で比べてみた。
AQUOS wishのディスプレイは自分好みの画質に設定可能
ディスプレイは約5.7型の液晶で、解像度は720×1520ピクセルと共通している。初期設定のままで同じ画面を表示させて比べてみた。気になるほどの差はなかったが、AQUOS wishの方が白い部分が真っ白で表示され、arrows Weは青っぽいような黄色っぽいような色が若干被るように見えた。
AQUOS wishは好みの画質に設定することができ、「リラックスビュー」「アウトドアビュー」「ダークテーマ」に切り替えることも可能。arrows Weは「ブルーライトカットモード」と「ダークテーマ」に切り替えられるが、画質のカスタマイズ性ではAQUOS wishに劣る。
なお、AQUOS wishは、初期設定のフォントがやや小さくて細めで、若い世代向けの印象。筆者のような中高年世代にはやや見づらく感じられるかもしれない。arrows Weは、初期設定のフォントがやや大きめで、視認性に不満を感じる人は少ないだろう。
カメラ性能は互角だが、arrows Weは「Photoshop Expressモード」が便利
AQUOS wishのアウトカメラは単眼で約1300万画素。エントリーモデルでも2眼、3眼が当たり前の中、あえてシンプルさにこだわり、レンズは1つだけという潔さ。「カメラ」アプリも、AQUOS RシリーズやAQUOS senseシリーズにインストールされているAQUOS独自のものではなく、Googleの「Camera Go」を採用している。
一方、arrows Weは広角(約1310万画素)+マクロ(約190万画素)のデュアルカメラを搭載。画像編集アプリ「Photoshop Express」をプリインストールし、撮影とほぼ同時に補正が行われて、元の画像と補正後の画像の両方が保存される「Photoshop Expressモード」で撮影できることも特徴だ。
両モデルで撮った写真を比べてみたが、画質は同等。arrows Weは被写体に数センチまで近づけるマクロ撮影が可能だが、ピントが合っているかどうかを確認しづらく、画質がやや粗くなるので、さほど役に立つわけではない。
なお、インカメラはAQUOS wishが約800万画素で、arrows Weが約500万画素。どちらもシンプルな操作性で、画質は可も不可もなくといった印象。大きな差はないと考えていいだろう。
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