レビュー
「iPhone SE(第3世代)」と13 Proを比べて感じた、シングルカメラの頑張りと限界:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)
小さくてシンプル、かつ低価格で、しかもTouch IDを搭載した「iPhone SE(第3世代)」。見た目もサイズも川内と同じだが、SoCがA15 Bionicに強化されている。では、カメラの撮り心地はどうか? 「ポートレートモードが人物以外を撮れない」「ナイトモードがない」といった気になる点はあるが、実際にさまざまなシーンで撮り比べてみた。
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夜景撮影で差が出た
そうそう、iPhone SEは相変わらず人物以外のときはポートレートモードを使えない。残念。
インカメラはiPhone SEが700万画素で、iPhone 13系は1200万画素。iPhone13系の方がより広角だ。
一番差が出たのは夜の撮影かな。
iPhone SEはナイトモードを持っていないので、ちょっと暗いくらいなら何の問題もないけど、めちゃ暗い場所になると暗く写る。
こちらは特にライトアップも何もされてない住宅街の普通の公園の夜桜。
まあどっちが肉眼に近いのかといわれるとiPhone SEの方なのだけど、iPhone SEにもナイトモードは欲しかったなと思う。
動画はiPhone SEも4K/60fpsに対応と非常に優秀。シネマティックモードはないけれども、映りもブレの補正もいい感じだ。
iPhone SE(第3世代)とiPhone 13 Proの比較まとめ
- 基本画質にはまったく遜色ない
- 28mm相当なので昨今のトレンドと比べると画角が少し狭いが、スナップ用のシングルカメラと思うと非常に使いやすい
- 超広角カメラがないのは残念
- 望遠はある程度デジタルズームで対応できるけど、カメラアプリのズーム操作はiPhone 13系と合わせてほしい
- 相変わらずポートレートモードが人物以外未対応なのは残念
- ポートレートモード時の髪の毛の細かい処理などはシングルカメラな分、ちょっと劣るけど、ガン見しなければ気にならない
- ナイトモードがないのでめちゃ暗い場所では暗く撮れる
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