「iPhone SE（第3世代）」と13 Proを比べて感じた、シングルカメラの頑張りと限界：荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ（3/3 ページ）

小さくてシンプル、かつ低価格で、しかもTouch IDを搭載した「iPhone SE（第3世代）」。見た目もサイズも川内と同じだが、SoCがA15 Bionicに強化されている。では、カメラの撮り心地はどうか？　「ポートレートモードが人物以外を撮れない」「ナイトモードがない」といった気になる点はあるが、実際にさまざまなシーンで撮り比べてみた。

[荻窪圭，ITmedia]

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でも基本性能は高くてよく撮れるよ

iPhone SE（第3世代）で撮影しているの図

　最後にその他の写真もいくつか上げておこう。

　スナップ用にさくさく撮るには映りも安定していてすごくいい。さすがA15搭載、といっていい。

晴れた日のソメイヨシノ

曇った日のソメイヨシノ。マクロ機能はないけど、このくらいまでは寄れた

ちゃんと動物を見つけると黄色い枠が表示される。うちの猫を室内で撮影

とあるお堂の中。暗い場所だったけど問題なくきれいに撮れた

だんごとコーヒー。手前から、桜あんとホイップクリーム、ティラミス風、こしあんというなかなか冒険的なだんご3本セット

逆光の五重塔。いい感じにHDRが仕事してくれた

　画質は安定しているしレスポンスが良くてサクサク撮れる。これは良い点。Android系の廉価モデルだとSoCの性能が落ちるので、レスポンスがイマイチなことが多い。その辺はさすがiPhoneだ。

　カメラは大変重要な要素なので、前モデルに対してもうちょっとプラスαが欲しかったのが正直なところなんだけど、写り自体はいいので、シンプルで廉価で小さなiPhoneが欲しい、凝った撮影は特にしない、という人にはおすすめできる。

モデル：長谷川実沙