「AQUOS R7」実機レポート、“じゃじゃ馬”だった先代の弱点克服で死角なし?(1/5 ページ)
シャープは9日、フラグシップモデル「AQUOS R7」の実機レポート。1インチカメラ&高性能ディスプレイは維持しつつ、前モデルの弱点を補い、魅力を高めている。同日開催されたメディア向け体験会から、実機の仕上がりをレポートする。
シャープは9日、5Gスマホのフラグシップモデル「AQUOS R7」を発表した。同日開催されたメディア向け体験会から、実機の仕上がりをレポートする。
“じゃじゃ馬”の弱点を改善したAQUOS R7
2021年にシャープが発表した「AQUOS R6」は、カメラの名門ライカ(Leica)とコラボし、5Gスマホとしては初となる1型のイメージセンサーを搭載。ディスプレイにはこれまたAQUOS初となる120Hz駆動対応のIGZO有機ELディスプレイ「Pro IGZO OLED」を投入するなど、野心的なスマートフォンだった。独特な魅力を持つスマートフォンだったが、同時に一部の操作性に難があった。例えるなら、“じゃじゃ馬”のようなスマホだった。
AQUOS R7でも多くの新機能が追加されているが、基本的なコンセプトはAQUOS R6を踏襲しており、大きな驚きはない。その代わり、前世代モデルで弱点となっていた部分を徹底的に研究し、改修したことに筆者は好感を覚えた。
カーブディスプレイは廃止に
ここからは、より具体的に観察していこう。AQUOS R7の前面を一目見て分かるのは、カーブディスプレイではなく、フラットな2Dディスプレイを採用したことだ。前世代機では、曲率の高いカーブディスプレイを採用していたため、左右の端の表示がゆがんだり、誤操作したりする場合もあった。今回はそういった不安とは無縁だ。
ボディーは両面ガラス張りだ。前面・背面とも高耐久ガラスの「Gorilla Glass Victus」を採用している。背面はキメの細やかな磨りガラス状に仕上げており、鈍い光沢感と、すべすべとした独特の手触りがある。
発表時点で大きさ・重さは「未定」とされているが、前世代機のAQUOS R6と大きく変わらないだろう。2022年のスマホとしては比較的大きめで、ずしっとした重量感がある。フラットディスプレイの採用で側面はやや厚みが出たため、より存在が増したようにも感じる。ただ、側面でも手に当たる部分は面取り加工が施されており、自然にフィットする印象だった。
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