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スマホの防水・防塵を示す「IPXX」とは? どれだけスマホを守ってくれる?モバイルIT用語辞典

スマホの防水/防塵機能として示される「IP68」などの「IP」というコード。これはどんな意味があり、どれだけスマホを守ってくれるのか。大まかな仕様の読み方と一般的な規格における機能を紹介する。

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 一般的なスマホやスマートウォッチなど、さまざまな電子機器の機能として紹介される「IP68」「IP58」など、「IPXX」と称されるコード。これは電子機器の防水/防塵(じん)機能の等級を表しており、「International Protection」、国際保護等級と訳せる。

IPXX
「洗えるスマホ」として販売されている「arrows Be」

 「IPXX」というコードのうち、左側のXを防塵、右側のXを防水等級として示している。例えば「iPhone 13」の「IP68」であれば、防塵機能は「粉じんの侵入が完全に防護」、防水機能については「メーカーと使用者間での取り決めによる」とされており、Appleの製品ページには「深さ6m、最長30分間の水没に耐えられる」と記載されている。それぞれの機能を別々に表記する場合、防塵は「IP6X」、防水は「IPX8」などと表記する。

 国際電気標準会議が2003年に定めた精密機器に対する保護性能の等級のため、防塵機能については「直径50mm以上の固形物体が内部に侵入しない」など、スマホにはまず起きえない等級も存在する。

 なお防水等級については「常温の水道水」における試験が行われているため、風呂や温泉のような常温でなく水道水でもない場合、また海水やサウナのような場合でも正常な動作に支障を来す可能性がある。

IPXX
IP等級のまとめ

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