夏のハイエンドスマホ「Xperia 1 IV」「AQUOS R7」「Galaxy S22 Ultra」を徹底比較 どの機種を選ぶ?(1/3 ページ)
ついに出そろったMNO各社のハイエンドスマートフォン。「Galaxy S22 Ultra」「Xperia 1 IV」「AQUOS R7」と実際に使ってみて、どのような人に向いているのか考察してみた。
ついに出そろった2022年夏のハイエンドスマートフォン。今回はその中から「Galaxy S22 Ultra」「Xperia 1 IV」「AQUOS R7」を実際に使ってみて、どんな人に向いているのか考察してみた。
高いスペックと各メーカーの個性が光る
最初に、今回取り上げる3機種の基本スペックを確認しよう。
どれもハイエンド機種とあって、スペックに関しては申し分ない。共通している点はSnapdragon 8 Gen1を採用してメモリが12GBであること。ストレージは全機種256GBの容量を確保しているが、Galaxy S22 UltraのみmicroSDスロットを搭載していない。
Galaxy S22 Ultraは4月にドコモ、auより発売のハイエンドスマートフォンだ。筆者所有のものは先行して入手した海外版となるため、国内展開されるものとカラーが異なる。今回は機内モードでの検証とさせていただく
画面サイズを見ると、Galaxy S22 Ultraが6.8型と大型であり、次いで6.6型のAQUOS R7、6.5型のXperia 1 IVとなる。Xperiaは21:9比率の関係で、他の端末に比べて横幅がシェイプされたように感じる一方で、Galaxyでは本体の横幅があるので、見た目以上に大きく感じる。
実際に持ってみると、横幅が小さいXperiaは手になじんで持ちやすい。AQUOSも同じく持ちやすいが、フレームの部分が若干とがっており、角が立つ感覚となる。Galaxyは横幅が大きいが、フレームは弧を描くものになっているため、持ち心地はとても良い。
世界的なトレンドでもあるが、近年ではエッジディスプレイといわれる端末が減ってきている。画面左右のベゼルを目立ちにくくできる利点はあるが、耐久面やコスト面で難がある。Galaxyのみエッジがあるが、従来モデルに比べて角度や表示部は控えめだ。
全機種共通としている部分として、5Gのミリ波に対応している。加えて Xperia 1 IVと AQUOS R7ではeSIM にも対応しており、サブ回線を運用することも可能だ。
取り扱いキャリアはGalaxy S22 Ultraがドコモとau。Xperia 1 IVがドコモ、au、ソフトバンク、AQUOS R7がドコモとソフトバンクとなっている。大手3キャリアで販売されているのはXperiaのみ。Xperia については、キャリアによって取り扱いのあるカラーが異なる点は注意したい。
関連記事
- 「Xperia 1 IV」が19万円台でも納得できる理由 実際に使って分かったこと
ソニーのフラグシップスマートフォン「Xperia 1 IV」が、ドコモ、au、ソフトバンクから発売されたが、一括価格はいずれも19万円台。ネットでも「高い」という声が目立つが、価格に見合う価値があるのか。実際に購入して、カメラ、ゲーム、音楽などの面から検証した。 - 「Xperia 1 IV」は何が進化したのか 「Xperia 1 III」との違いをおさらい
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクが6月3日にソニーの最新フラグシップスマートフォン「Xperia 1 IV」を発売した。外観は先代の「Xperia 1 III」から大きく変わっておらず、パッと見だと違いが分からないほど。一方でカメラが大きく進化し、望遠レンズが光学ズームに対応した。 - 「Xperia 1 IV」のカメラを試す 超広角から望遠まで「賢いAF」で撮れるのが気持ちいい
ソニーの一眼レフカメラ「α」シリーズの技術を取り入れたフラグシップスマホ「Xperia 1 IV」のカメラ性能を試す。望遠カメラが光学ズームになり、センサーは高速読み出しが可能になった。さらに「Xperia PRO-I」で使えた「Videography Pro」も使えて、気持ちいい撮り心地だ。 - 「AQUOS R7」のカメラは「これぞシャープ」といえる仕上がり センサー刷新でR6とは別物に
シャープのフラグシップスマホにして「ほぼデジカメ」と思われたりする「AQUOS R7」。同じ1型センサーを搭載するが、R7は「スマホ用センサー」という点で違う。AFやAIなどの性能も進化している。 - Sペン内蔵で利便性が向上した「Galaxy S22 Ultra」のカメラ 1億800万画素や30倍ズームの実力は?
スマホカメラ四天王の一角を占めるGalaxy Sシリーズの2022年モデル「Galaxy S22 Ultra」が登場した。超広角から10倍望遠までいけるハイエンドスマホの実力を探ってみた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.