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新型フォルダブルスマホ「Galaxy Z Fold4」が登場 Android 12L搭載 米国などでは8月26日発売

Samsung Electronicsの「Galaxy Z Fold」に第4世代モデルが登場する。フォルダブル(折りたたみ可能な画面を持つ)スマートフォンに最適化されたOS「Android 12L」を世界で初めてプリインストールしており、大画面を生かしたUI(ユーザーインタフェース)の改善が図られている。

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 Samsung Electronicsは8月10日(米国東部夏時間)、フォルダブル(折りたたみ可能な)ディスプレイを備えるスマートフォン「Galaxy Z Fold4」を発表した。一部の国/地域では、両モデル共に同日から販売予約を受け付け、8月26日に発売される予定だ。米国における販売価格は1799ドル(約23万8000円)からとなっている。

Galaxy Z Fold4
Galaxy Z Fold4は、上からPhantom Black、Gray Green、Beigeの3色展開となる(S Pen Fold Editionは別売)

Galaxy Z Fold4の概要

 「Galaxy Z Fold4」は、「Galaxy Z Fold3 5G」の後継モデルで、基本デザインは継承しつつもプロセッサ(SoC)、ディスプレイやカメラのスペックの強化を図ったことが特徴だ。フォルダブル端末に最適化されたOS「Android 12L」を世界で初めて搭載した端末でもある。

 プロセッサ(SoC)はSnapdragon 8+ Gen 1を搭載する。メインメモリは全モデル共に12GB(LPDDR5規格)で、ストレージはモデルによって256GB、512GB、1TBのいずれかを備える。1TBストレージの構成は、一部市場の直販サイト限定で販売される。

 ディスプレイはメインとサブの2基構成で、いずれも有機ELパネルとなっている。

 メインディスプレイは7.6型Dynamic AMOLED 2Xで、解像度は2176×1812ピクセルだ。先代と対角のサイズ(インチ数)は変わっていないが、縦横のピクセル数が微妙に変わった他、画素のレイアウトを変更することで没入感を高めたという。リフレッシュレートの可変範囲も10〜120Hzから1〜120Hzに変更されている。別売の「S Pen Pro」「S Pen Fold Edition」によるペン入力にも対応している。

 画面を少し折り曲げた「フレックスモード」の互換性も向上し、YouTubeアプリやNetflixアプリもフレックスモードで快適に使えるようになったという。

 サブディスプレイ(カバーディスプレイ)は6.2型Dynamic AMOLED 2X(2316×904ピクセル、リフレッシュレート48〜120Hz)となる。対角サイズは先代と変わりないが、メインディスプレイと同様に縦横のピクセル数が微妙に変わっている。

 ボディーパネルはCorning製の「Gorilla Glass Victus+」となっている。フレームやヒンジは先代と同じ強化アルミニウム(Armor Aluminum)を採用しているが、ヒンジはコンパクトになったことで特にサブディスプレイを使った際のグリップ感は良くなっているという。

Sペン
Galaxy Z Fold3に引き続き、S Pen ProまたはS Pen Fold Editionを使ったペン入力に対応している
フレックスモード
サードパーティー製アプリにおけるフレックスモードの互換性も向上したという
Android 12L
世界で初めてAndroid 12Lをプリインストールする端末として登場する。タスクバーが配置され使い勝手が向上した他、マルチウィンドウの組み合わせやレイアウトの自由度が向上しているという
サブディスプレイ
サブディスプレイは6.7型。先代から対角サイズは変わっていないが、縦横のピクセル数が微妙に変わっている

 アウトカメラは「超広角」「広角」「望遠」のトリプル構成で、超広角カメラのスペック(約1200万画素センサー、F2.2レンズ)は先代から変わりない。

 メインカメラでもある広角カメラは約5000万画素センサー(F1.8レンズ)となった。プロセッサに統合されたNPU(機械学習プロセッサ)の性能が約1.7倍になったことと合わせて、ナイトグラフィー(夜景)撮影がより高画質になった他、最大30倍のスペース(電子)ズームにも対応した。このカメラを使った自撮りも可能だ。

 望遠カメラはセンサーが約1200万画素から約1000万画素と約200万画素削減され、ズーム倍率が2倍から3倍に変更された(※1)。F値は2.4で変わりない。

 インカメラは、メインディスプレイ側が約400万画素センサー(F1.8レンズ、固定フォーカス)、サブディスプレイ側が約1000万画素センサー(F2.2レンズ、固定フォーカス)であることには変わりない。

(※1)広角カメラを「1倍」とした場合の値

カメラ
アウトカメラは、超広角/望遠の構成が変わっている

 バッテリーの容量は4400mAhで、先代と変わらない。充電はUSB PD(USB Power Delivery)による25W入力の「超急速充電」に対応している。Qi(チー)規格のワイヤレス充電も引き続き利用可能だ。

 ボディーサイズは、画面を閉じた状態で約67.1(幅)×155.1(高さ)×14.2〜15.8(厚さ)mm、開いた状態で約130.1(幅)×155.1(高さ)×6.3(厚さ)mmとなっている。重量は約263gだ。先代と比べると、高さと画面を閉じた状態の厚さが減った一方で、開いた際の幅が少し増している。それでいて、重量は少し軽くなった。

 標準のボディーカラーは、Phantom Black、Gray Green、Beigeの3つを用意している。IPX8等級の防水性能を引き続き備えるが、防塵性能は特に掲げていない。

3色展開
ボディーカラーはPhantom Black、Gray Green、Beigeの3つを用意している。ただし、実際に発売されるカラーは国/地域やキャリアによって異なる
防水
IPX8等級の防水性能は備えるものの、防塵性能は特に掲げていない

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