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「Android 13」正式版リリース Pixelシリーズにロールアウト中
Googleは「Android 13」の正式版をリリースした。Pixel 4以降のPixelシリーズにロールアウト中だ。Samsung、シャープ、ソニーなどの端末にも「年内に展開する」としている。
米Googleは8月15日(現地時間)、「Android 13」の正式版をリリースしたと発表した。「Pixel 4」以降のPixelシリーズに同日からロールアウトしていく。筆者の複数の端末でもアップデートが可能になった。
通信キャリアにもよるが、年内にはSamsung Galaxy、ASUS、HMD、iQOO、Motorola、OnePlus、Oppo、Realme、シャープ、ソニー、Tecno、vivo、Xiaomiの端末にも展開される見込みだ。
「Android 12」の正式版リリースは10月だった。Googleは7月の「Android 13 Beta 4」リリース時点で、正式版は「数週間後」としていた。
Googleはバージョン数に合わせて13の新機能を公式ブログで紹介した。
- Material Youのテーマ別アプリアイコン機能がサードパーティのアプリにも反映(アプリ側がサポートする必要がある)
- アプリ別の利用言語の設定
- 再生中の音楽やポッドキャストでデザインが変化するメディアプレーヤー
- 壁紙とダークテーマを使った「おやすみ時間モード」のカスタマイズ
- アプリによるメディアライブラリへのアクセスの制限機能(セキュリティ)
- 機密データ(電話番号やログイン情報など)をコピーすると一定期間後にクリップボードから自動消去する機能(セキュリティ)
- サードパーティアプリの通知機能は許可制に
- 空間オーディオのサポート(少なくとも「Pixel Buds Pro」では使えそうだ)
- 「メッセージ」アプリの送受信をChromebookで行える
- Bluetooth Low Energy(LE)オーディオの採用で、オーディオレイテンシを低減
- Androidタブレットとの連携強化でURL、画像、テキスト、動画などのコピー&ペーストを横断して行える
- Androidタブレットにマルチタスク用タスクバーを追加
- Androidタブレットに手のひらとスタイラスを別々に登録する機能
この他、通常の月例アップデートと同様の機能改善と脆弱性修正も多数行われる。機能改善の詳細はコミュニティブログを参照されたい。指紋認証の改善などもあるようだ。
Android 13のβプログラムに参加してきたユーザーは、そのまま正式版Android 13にアップデートできる。今後も引き続き、「Feature Drops」のβに参加できるが、Android βのサイトからオプトアウトすることも可能だ。詳細は開発者向け公式ブログを参照されたい。
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