iOS 16では「音声入力」と「キーボード入力」が同時に行える 何が便利？：iPhone Tips

9月13日に配信された「iOS 16」の新機能として、音声入力とキーボード入力を同時に行えるようになった。これを使えば、難しい漢字や平仮名で書きたい文字だけキーボードで入力しつつ、音声入力で大体の文章を任せる、ということも可能になる。

[雪城あさぎ，ITmedia]

　9月13日に配信された「iOS 16」では、音声入力とキーボード入力を「切り替えることなく同時に」行えるようになった。難しい入力はキーボードで行い、他は音声入力、という操作が簡単になった。

　新しい音声入力は、キーボードを表示させた状態でキーボード右下のマイクボタンをタップする。すると音声入力がオンになり、キーボード入力をしながら音声入力が可能になる。これまで、音声入力をするには、逐一マイクボタンをタップする必要があったので、その手間がなくなる。

画面右下のマイクボタンをタップし（画像＝左）、マイクが認識した音声を文章化する（画像＝右）

　実際の使い心地を確認できるよう、動画も用意した。音声入力は自動で漢字へ変換されるため、普段使わない難しい漢字や人名を入力する場合や、文章の都合上平仮名で入力したい文字はキーボードを利用し、簡単に入力できるが長い文章などを音声で入力する、という操作に便利だ。これまでより複雑な入力が簡単にできる。

実際にキーボードと音声入力を組み合わせた様子を見てみる

　また、小さな追加機能として「絵文字の音声入力」機能も追加された。「魚の絵文字」「犬の絵文字」「ステーキの絵文字」などと音声入力すると、少しの間文字を入力したのち絵文字に変換される。

試しに「犬の絵文字」とマイクに入力すると（画像＝左）、少し文字入力を挟んで犬の絵文字が出力された（画像＝右）