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東京メトロmy!アプリ、全路線の車両の混み具合を可視化
東京地下鉄は「東京メトロ my!アプリ」で全路線の混み具合を号車ごとに確認できるようにした。列車内の混み具合は2021年7月から確認できるようになっていたが、一部路線に限られていた。東京地下鉄は新たに南北線を追加し、全路線対応を発表した形だ。
東京地下鉄(以下、東京メトロ)は「東京メトロ my!アプリ」で全路線の混み具合を号車ごとに確認できるようにした。
列車内の混み具合は2021年7月から確認できるようになっていたが、一部路線に限られていた。東京メトロは新たに南北線を追加し、全路線対応を発表した形だ。
利用者が東京メトロ my!アプリで列車走行位置画面の列車アイコンをタップすると、特定の号車のみの混み具合と、その後の混み具合の情報を号車ごとに4段階(下記)で確認できる。
- 青色:座席に座れる程度
- 緑色:ゆったり立てる程度
- 黄色:方が触れ合う程度
- 赤色:かなり混雑している
混み具合の情報は列車混雑計測システムを用いて提供される。ホームの端のデプスカメラで、駅を出発する列車内の混雑状況を撮影し、その映像からエッジサーバで深度情報をテキストデータ化しクラウドサーバへ送信。それを機械学習したAIが分析・解析することで、駅を発車してから数秒で列車内の混雑状況を号車ごとに算出できる。
東京メトロによると、これまでに20万回を超える利用を記録。鉄道事業者としてデプスカメラとAIを用いたシステムを導入しているのは東京メトロだけだという。
東京メトロ my!アプリは無料でインストールできる。動作するOSはiOSが12.0以降、Androidが6.0以降となっている。
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