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楽天グループが宮城球場のネーミングライツを更新 2023年から2025年まで「楽天モバイルパーク宮城」に
楽天グループが、東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地である「宮城球場」の施設命名権(ネーミングライツ)契約を更新した。2023年1月から、同球場は「楽天モバイルパーク宮城」と呼ばれるようになる。
楽天グループは11月28日、宮城球場(仙台市宮城野区)について、2023年1月から2025年12月までの3年間の施設命名権(ネーミングライツ)を取得(延長)し、権利に基づいて同球場の愛称を「楽天モバイルパーク宮城」とすることを発表した。
宮城球場は宮城県が保有する野球場で、プロ野球チーム「東北楽天ゴールデンイーグルス」を運営する楽天野球団が運営/管理を行っている。楽天野球団は楽天グループの子会社で、宮城球場内に本社を構えている。
同球場の施設命名権は3年更新制となっており、2014年1月から楽天グループ(旧社名:楽天)が継続して取得している。この権利に基づき、同球場の現在の愛称は「楽天生命パーク宮城」となっている。
現在の施設命名権は2022年12月をもって終了がするが、楽天グループが次の3年間の契約も取得したことになる。これに伴い、子会社である楽天モバイルの知名度の向上や同社と地域との関わりの深化を図るべく、楽天グループは愛称を改めることにしたという。
愛称の変更に伴い、スタジアム内外に掲示されている看板、標識、広告は順次「楽天生命パーク宮城(楽天生命パーク/楽天生命)」から「楽天モバイルパーク宮城(楽天モバイルパーク/楽天モバイル)」に書き換えられる予定だ。
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