iPhoneを家に忘れて外出 Apple Watch Ultraだけで乗り切ったこと、詰みかけたこと:松尾公也のAppleWIRE(2/2 ページ)
Apple WatchがあればiPhoneがなくても何とかなるか? この問題に意図せず直面してしまった筆者の例を報告したい。電車に乗ったり音楽を聴いたりすることはできたが、詰んでしまった場面もあった。
今回助けられたHootSuiteも3月いっぱいで無料提供を停止し、月額99ドルという高額な有料ユーザーのみのサービスとなる。HootSuiteは高度な検索ストリームを幾つでも持てるところが気に入って使っているのだが、そのためにはTwitter APIを使う必要がある。そして、Twitter APIの無料提供が打ち切られるので、有料化となるのはまあ仕方ないことなのだろう。これからはTwitter純正のTweetDeckを使うことになるのだろうが、モバイルでは使えないという欠点があるので、対応方法を考えないといけない。
今後、Passkeyがさまざまなサービスに導入されれば生体認証デバイスとしてのiPhoneはますます重要となってくるだろうし、Apple WatchにはTouch IDもFace IDもないため生体認証はできない。Apple Watchの新モデルにTouch IDが導入されるといううわさも以前あり、そうなればPasskey対応もありうるだろうが、現状でiPhoneなしで生活するのはやはり難しそうだ。そんなことを書いていたら、Microsoft AuthenticatorがApple Watchのアプリをやめるという更新情報があった。
iPhoneなしで生活をするのは難しい
セキュリティ対応を考えると、家でも外でもiPhoneなしで生活するのは難しいということだ。
Apple Watchは常に身につけているのだから、iPhoneを常に離さないようにするのが一番。「探す」アプリには、iPhoneが自分から離れてしまうと警告を出す設定があるのだが、家にいるとそれが効かない。家に置き忘れるのを防ぐことはできないのだ。
つまり、これまでのようにSimplismのネックストラップで首から下げるか、最近はやりのショルダーストラップにするか。
その日の夕方、無事に家まで帰り、Apple Watch UltraのSesameアプリでドアを開けた(バッテリーは余裕)。iPhone 14 Proは玄関横の階段に鎮座していた。Apple Watch Ultraだけの「はじめてのおつかい」はミッションコンプリートしたが、独り立ちできる日はまだまだ先のようだ。
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