モバイルPASMOのチャージや定期券購入で「ダイナースクラブカード」を利用可能に 3月18日からは定期券の購入範囲も拡大
モバイルPASMOとApple PayのPASMOにおいて、「ダイナースクラブカード」によるクレジットカードチャージや定期券購入ができるようになった。発売事業者の拡大など、定期券サービスの拡充も順次行われる。
パスモは3月14日、「モバイルPASMO」「Apple PayのPASMO」(以下まとめて「モバイルPASMO」)において登録できるクレジットカードに「ダイナースクラブ(Diners Club)カード」を追加した。これにより、ダイナースクラブカードを使った残高チャージや定期券購入が可能となる。
なお、登録するダイナースクラブカードは、事前に「Diners Club ProtectBuy」(3Dセキュア)を有効化しておく必要がある(参考リンク)。
「モバイルPASMO定期券」を購入できる事業者が拡大
おことわり
新しく発売される定期券の前売りは行われません。発売日時になったら購入(または取り込み)できるようになります。
3月18日5時から、以下の鉄道/バス事業者においてモバイルPASMO定期券を購入できるようになる。新しく加わる事業者が発行したPASMO定期券も、同日からモバイルPASMOへの取り込みに対応する。
- 鉄道定期券
- 関東鉄道(通勤/通学)
- バス定期券
- 京浜急行バス
- ちばグリーンバス
また、以下のバス事業者では、12カ月間有効な「通学年度定期券」を購入できるようになる。
- 京王バス(3月18日5時から発売)
- モバイルPASMO限定販売(※1)
- 関東バス(3月18日5時から発売)
- 全線通学年度定期券のみ販売(区間通学年度定期券は販売しない)
- 西東京バス(3月25日5時から発売)
- 普通運賃が190〜370円となる区間の金額式通学年度定期券を販売(※2)
(※1)カードタイプのPASMO/SuicaやモバイルSuicaでは購入できない
(※2)380円以上の区間についてはカードタイプのPASMO/SuicaとモバイルSuicaに対して窓口で販売(Suicaは持参人式の「My Suica」のみ)
新線/新駅開業に伴う新しい定期券の発売
3月18日5時から、以下の新路線または新駅に関連するモバイルPASMOの鉄道定期券を購入できるようになる。
- 東急新横浜線(日吉〜新横浜間、※3)
- 相鉄新横浜線(延伸区間:羽沢横浜国大〜新横浜間)
- JR京葉線(新駅:幕張豊砂駅)
(※3)東急新横浜線の日吉〜新綱島間を含む定期券は、(東急)東横線の綱島駅でも乗降可能。逆に、東横線の日吉〜綱島間を含む定期券は東急新横浜線の新綱島駅でも乗降可能
上記に伴い、一部の鉄道事業者では連絡定期券(他社線を着駅とする定期券)において購入できる区間が拡大される。詳しくは、モバイルPASMO定期券を購入する鉄道事業者に問い合わせてほしい。
なお、以下のいずれかの理由でモバイルPASMOの鉄道定期券を“買い直す”場合、期間限定で現在使っている定期券を日割かつ無料で払い戻せる。
- 定期券の経路を新路線経由に変更する
- 定期券の着駅を京葉線の「新習志野駅」または「海浜幕張駅」から「幕張豊砂駅」に変更する
- 定期券をJR東日本が新発売する「オフピーク定期券」に買い換える場合(※4)
(※4)オフピーク定期券はSuicaカードまたはモバイルSuicaでのみ購入可能(磁気定期券やPASMO/モバイルPASMOには発売できない)
購入と払い戻しの期間や手順は、「現在使っている定期券」と「これから購入する定期券」の組み合わせによって異なる。詳細は、パスモのWebサイトで確認してほしい。
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