「Apple PayのPASMO」で定期券購入/移行 or 新規発行から2000円使うと1000円キャッシュバック 3月18日10時から:要エントリー
PASMO協議会とパスモ(PASMOの発行元)が、「Apple PayのPASMO」の利用促進キャンペーンを開催する。3月18日10時から4月22日までの期間中にApple PayのPASMOにおいて定期券を新規購入またはPASMOカードから移行するか、Apple PayのPASMOを新規発行した上でプリペイド残高を2000円以上使うともれなく1000円キャッシュバックされる。
PASMO協議会とパスモは3月18日10時から4月22日まで、「Apple PayのPASMO! 1,000円分キャッシュバックキャンペーン」を開催する。購入後の払い戻しにより廃棄されることが多いカードからモバイル端末への切り替えを促すことを意図したキャンペーンで、期間中に一定の条件を満たすともれなく1000円のキャッシュバックを受けられる。
キャンペーンの概要
このキャンペーンは、開催期間中に以下の条件のいずれかを満たした場合に1000円をキャッシュバックする。開催期間外に手続きをすると対象外となるので気を付けよう。
- 期間中にPASMOカードに記録された2000円以上の定期券を「Apple PayのPASMO」に移行
- 期間中に「Apple PayのPASMO」で2000円以上のPASMO定期券を新規発行
- 期間中に「Apple PayのPASMO」を新規発行した上で、交通/買い物で2000円以上を利用
キャッシュバックを受けるには、上記の条件を満たした上でキャンペーンサイトでエントリーする必要がある。キャッシュバック条件を満たした場合、後日登録したメールアドレス宛にキャッシュバックの受け取り方法などを記載したメールが届く。受け取り方法は3月18日10時以降にキャンペーンサイトでも確認できるようになる予定だ。
Apple PayのPASMO(モバイルPASMO)における定期券
Apple PayのPASMOとAndroidおサイフケータイ向けの「モバイルPASMO」(以下まとめて「モバイルPASMO」)では、通勤定期券と通学定期券の新規発券/移行に対応している。事業者によっては他社への「連絡定期券」、途中駅で分岐して2つの発駅(着駅)を指定できる「2区間定期券」や1年間有効な「12カ月定期券」も購入可能だ。
ただし、全てのPASMO参加事業者でモバイルPASMO定期券を購入できるわけではない。2022年3月現在、購入できる事業者は以下の通りとなる。
鉄道定期券(20社局)
- 小田急電鉄
- 京王電鉄
- 京成電鉄
- 京浜急行電鉄
- 埼玉高速鉄道
- 相模鉄道
- 首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス)
- 新京成電鉄
- 西武鉄道
- 多摩都市モノレール
- 千葉都市モノレール
- 東急電鉄
- 東京地下鉄(東京メトロ)
- 東京都交通局
- 東武鉄道
- 北総鉄道
- ゆりかもめ
- 横浜高速鉄道(みなとみらい線)
- 横浜市交通局
- 横浜シーサイドライン
バス定期券(20社局)
- 江ノ電バス
- 小田急バス
- 神奈川中央交通
- 川崎市交通局
- 川崎鶴見臨港バス
- 関東バス
- 京王バス
- 京成トランジットバス
- 京成バス/京成タウンバス
- 西武バス
- 相鉄バス
- 立川バス
- 東急バス
- 東京都交通局
- 東武バスセントラル/東武バスウエスト
- 東洋バス/千葉シーサイドバス
- 西東京バス
- 日立自動車交通
- 船橋新京成バス
- 横浜市交通局
モバイルPASMO定期券に関する注意点
全般的な注意点
- モバイルPASMO定期券を購入する場合は、最初に購入先の事業者を選択する必要があります
- 購入代金はクレジットカード払いで、Apple Payに登録したクレジットカードでも支払えます。ただし、一部の事業者は一部の決済ブランドに対応していません(詳しくは購入案内の表示を確認してください)
- カードのPASMO定期券はモバイルPASMOに対応する事業者が発行した定期券のみ取り込めます。対応していない事業者が発行したPASMO定期券は取り込めません
- 路面電車の定期券は「バス定期券」となります。以下の路線の定期券をアプリで購入する場合は「バス定期券」を選択してください
- 東京都交通局の「都電荒川線(東京さくらトラム)」
- 東急電鉄の「世田谷線」
連絡定期券について
- 連絡定期券の発売範囲は事業者によって異なります。詳しくは購入先事業者に問い合わせてください
- 購入先事業者の連絡運輸契約の内容によってはモバイルPASMO定期券を発売しないPASMO参加事業者、またはJR東日本(東日本旅客鉄道)の「首都圏Suicaエリア」に含まれるJR線/私鉄線の駅を着駅(経由駅)とするモバイルPASMO定期券も購入できます。
通学定期券について
- 通学定期券は19歳となる年度の4月1日以降を利用開始とする場合のみ発行できます
- 対象となる学校は事業者によって異なります。詳しくは購入先事業者に問い合わせてください
- 新規購入時、年度途中の区間変更時、新しい有効期限が新年度(4月1日以降)となる継続購入時は「通学証明書」「通学証明書を兼ねる学生証」「事業者指定の書面(一部事業者のみ)」のいずれかを提出する必要があります
- 申し込みが承認されると、アプリ上から通学定期券を購入できます(年度内の継続購入は手続き不要です)
PASMOカードでは購入できるのにアプリでは新規購入できない定期券
一部、PASMOカードでは購入できるのにモバイルPASMOでは新規購入できない定期券もあります。具体的な例は以下の通りです。
- アプリの経路案内で出てこない経路を通る鉄道定期券(連絡定期券を含む)
- 購入先事業者を“通過する”(着駅/発駅共に購入先事業者ではない)連絡定期券
- 端数日数(※1)のあるバス定期券(一部のバス事業者で販売)
ただし、アプリの操作では購入できない場合でも、事前に問い合わせるとモバイルPASMO定期券として新規購入できる場合があります。通勤定期券は専用のWebフォームで、通学定期券は先述の申請サイトから問い合わせてください。購入できる場合はメールで届く案内に従って購入手続きを進めてください。以後、新年度をまたぐ通学定期券以外はアプリで継続購入可能です(※2)。
(※1)1カ月未満の日数を含む有効期限(例:1カ月+15日、3カ月+10日)
(※2)継続購入を忘れた場合は、有効期限から100日以内であれば購入履歴からの新規購入が可能です
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