ニュース
NTT東西、70歳以上はナンバー・ディスプレイを無償に 特殊詐欺被害防止のため
NTT東日本とNTT西日本は5月1日から、70歳以上の契約者や70歳以上のユーザーと同居している契約者の回線に対して、「ナンバー・ディスプレイ」「ナンバー・リクエスト」の利用料金と工事費を無償化する。被害額が361億円に上る特殊詐欺犯罪の防止に向けた取り組み。
NTT東日本とNTT西日本は5月1日から、70歳以上の契約者や70歳以上のユーザーと同居している契約者の回線に対して、「ナンバー・ディスプレイ」「ナンバー・リクエスト」の利用料金と工事費を無償化する。被害額が361億円に上る特殊詐欺犯罪の防止に向けた取り組みとしている。
NTT東日本/西日本の加入電話やINSネットの住宅用、ひかり電話が対象。契約者や同居人が70歳以上であることなどを確認するための書面を提出する必要があり、条件に合致しなくなった場合はその旨を申し出る必要がある。
これに加え、5月1日から2025年3月31日まで、「特殊詐欺対策サービス」の利用料金と工事費の無償化を、NTT東日本/西日本それぞれ先着5000人限定で受け付ける。受付終了後に申し込んだ場合、割引期間内でも有料となる。通話録音データをAIで解析するサービスで、特殊詐欺の疑いがある場合は事前に登録した連絡先へ通知することで詐欺の可能性を察知できる。
これに加え、特殊詐欺などの被害を受けた場合や受ける恐れがある場合は、ユーザーから申し出ることで電話番号変更の工事費を無料とする。適用期間は4月1日からとなる。
関連記事
- シニアの特殊詐欺撲滅へ AIで詐欺電話を判定する「あんしん電話」 トーンモバイルが無料で提供
トーンモバイルが、詐欺電話を自動で判定する「あんしん電話」を10月に提供する。外部データーベースとトーンのAIを用いることで、高確率で危険な電話番号を判定。あんしん電話をはじめとしたシニア向けサービスを強化していく。 - 迷惑電話を判別、人工知能が自動で着信拒否 iOS版「電話帳ナビアプリ」が登場
ライドアンドコネクトは、独自に保有する電話番号データベースをもとに詐欺・迷惑電話電話を自動判断する「電話帳ナビアプリ」をリリース。アプリを起動すれば着信時に電話番号検索を行い、迷惑度と共に画面へ表示する。 - Androidスマートフォンで迷惑電話を“スマートに拒否する”方法
頻繁にかかってくる営業電話や全く知らない番号からの着信はできるだけ避けたいもの。そんなときに使いたいのが「着信拒否」です。Android端末であれば誰でも無料で利用できる、内蔵の機能を使って対策してみましょう。 - iPhoneにかかってくる迷惑電話を“スマートに拒否する”方法
迷惑電話は無視することもできますが、できればしつこい着信音は鳴らしたくないでしょう。そういった望まない相手からの電話を少しでも減らすために、iPhoneの電話履歴から着信拒否にする手順をお伝えします。知らない番号からの着信を消音にする機能もあります。 - 怪しいサイトを無料で診断する「詐欺サイトチェッカー」提供開始
BBソフトサービスは、9月26日にURLの入力で危険なWebサイトを判断できる「詐欺サイトチェッカー」をリリース。提供を記念し、アンケート回答者の中から抽選でAmazonギフト券が当たるキャンペーンを11月30日まで行う。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.