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シャープが創業111周年イベント 生成AIを“しゃべる家電”に搭載へ(2/2 ページ)
シャープは4月17日、シャープ幕張事業所にて「創業111周年記念イベント」を開催。同社の歴史的な製品を展示し、技術開発の展望を紹介した
シャープペンシルからロボホンまで 世界初・日本初の製品展示も
シャープは1912年、早川徳次が金属加工業として創業し、繰出鉛筆「エバー・レディ・シャープ・ペンシル」を実用化。電子レンジや液晶テレビ、ソーラーパネルなど、世界初・日本初となる製品を数多く投入してきた歴史を持つ。2010年代に経営難に陥り、2016年に台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下に入った。
鴻海による買収後も、創設者が定めた「誠意と創意」という経営信条の元に製品の開発を続けてきた。呉社長によると「鴻海は大株主としての立場からシャープの経営に関わっている。製造などのリソースの相互活用では協力しているが、シャープの経営の自主性を維持している」という。
創業111周年記念イベントでは、シャープの歴史を象徴する、代表的な製品も展示されていた。奈良県天理市のシャープミュージアムが所蔵する展示品や、シャープ本社に保管されている製品を集めたものという。11月11日のイベントで展示されるかは未定としている。
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