NAVITIME、全国100区間の高速道路で「AI渋滞予報」を提供
ナビタイムジャパンは、リアルタイムの道路交通情報に特化したアプリ「渋滞情報マップby NAVITIME」で「AI渋滞予報」を提供開始。高速道路上の全国100区間を対象に、通常よりも混んでいるかをグラフや地図上で表示する。
ナビタイムジャパンは、4月21日にリアルタイムの道路交通情報に特化したアプリ「渋滞情報マップby NAVITIME」で「AI渋滞予報」を提供開始した。プレミアムコース会員が利用できる。
本サービスは高速道路上でよく道路混雑が発生する全国100区間の7時〜23時の渋滞を予測し、各区間が通常よりも混んでいるかを表示。区間はドライバーの感覚に合わせ、高速道路上のIC間の単位ではなく「東名高速道路(上り)伊勢原JCT〜横浜町田IC間」など渋滞する区間を1つの単位として表示する。
「きょうの渋滞予報」画面では、地図上に混雑が発生しやすい区間の渋滞予報をアイコンで表示し、3段階の「混雑度マーカー」をタップすると「渋滞予報グラフ」と「渋滞ピン」を表示。渋滞予報グラフでは主要渋滞区間の「いつもの渋滞」グラフと「今日の渋滞予報」グラフを重ね、1時間ごとの渋滞度合いを表示する。渋滞ピンでは主要渋滞区間の場所と渋滞予報の概要を表示し、その区間で予測される最大の渋滞長と時間帯を確認できる。
同社では、VICSから配信される渋滞長データを約2年分学習させたAIモデルを開発。長年培ってきた渋滞予測や道路交通情報などの知見を生かし、渋滞予測の特徴に合ったモデルを独自に選定した。該当区間の前日の推移だけではなく他の区間の相互関係も考慮して予測結果を判定し、従来の渋滞予測技術よりも精度が約35%向上したという。
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